大阪からマリーンズを応援し、地元でセレッソを応援するおっさんのブログ

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《セレッソ》清武弘嗣セレッソ復帰へ

先週末位から取り沙汰されていた清武移籍の話題。

当初の見立てはセビージャのEU圏外選手枠の問題で監督の信頼を得られてなかった?清武が筆頭候補ってことでした。

まず『サッカー選手』としての考察ですが、

過去からの色んな記事を読んでの推察ですが、言葉の問題が非常に大きかったのかなぁ~と。

これを踏まえてですが、サッカーフリークの間で囁かれる「レベルの低いJより海外」という発想は非常に短絡的な発想なのではないかとワタシは改めて感じております。

言葉の問題は日本人にとって凄く困難なハードルやないかな?と。

海外移籍の最初のステップとしては、リーグ中位から下位クラブで純粋に『サッカー』でアピールして監督に【残留には彼が必要】【昇格には彼が必要】とか、元々監督から「欲しい」と思われてる選手とかやったら、通訳が常時帯同するとかクラブの重要なミーティングにも通訳参加が許可されるとかゆう『特権』を得られている時期は良いと思う。

そんで次のステップとして、その国の言葉自身にも順応しサッカー用語程度は理解出来るようなってクラブの中心選手となる。

ここまでは清武も上記プロセスが全て一致していないと思いますが、ハノーファーではその地位を得たと思います。

恐らくハノーファーも降格していなければ残留していたと推測してますが、降格と同時に清武も自身の「次のステップ」として移籍を選択し、その先がスペインのセビージャというリーグでも上位に位置付けされるクラブに移籍。

印象ですが、クラブは必要としたが、監督が希望した選手ではなかったようなイメージが強いです。

ここまでのクラブになると、中々プレーだけでアピールするのは難しいのではないかと。。。

戦術面での理解度がどれだけされているか?ここって「コトバ」が凄く重要になってくると思います。

特にセビージャのサンパオリ監督はそこを重視したのではないかと。

クラブはスペインのクラブ。監督はアルゼンチン人なので公用語スペイン語

ここが一定レベルの条件をクリア出来なかったことが、監督の信頼を得難く、出場がままならなくなった因子であったと推測しております。

代表招集後にコンディションを崩すことも監督からの不信感にはなってたみたいですが、監督の信頼を得られなかったのってワタシはコトバの方が大きかったんじゃないかな?と考えております。

日本という独特の語源を持つ国に生まれたので、欧州の言葉を喋れる様になるってのは、誰でもカンタンに習得できるモンじゃないと思います。

ワタシも仕事上、時々ではありますが英語圏の方とディスカッションせんならん時ありますが、ゼンゼン上達せんどころか全くアタマに単語すら変換出来ない体たらくっぷり。

そんな自分の実体験もあり無責任に「そこでプレーしたけりゃコトバおぼえろ」なんて酷な発想は出来ないんですよねぇ。

ただ、その立場であっても、セビージャ自身もハノーファーから結構な移籍金で獲得した選手なんで、単純にEU圏外選手やからとカンタンに放出は出来ません。なので買い取り時に近い金額設定で獲得にテを上げたクラブに実質「ふっかける」状態に。。。

この移籍金設定ですが、日本的発想やJクラブ事情からすると『高い』ですが、世界的な目線で行くと金銭的な清武の【評価額】はこんな感じなんでしょうね?それともセビージャが買い取った際に設定した金額が破格だったのか?

中々このレベルにJクラブが追いつくのは相当時間が掛かりすですね。

時間が解決する問題なのか?それともニッポン経済が影響する問題なのか?

ワタシのイメージではフォルラン獲得時とほぼ変わらない価値が今の清武にはあるってことなんかと感じております。

ちょっと話題が途切れてますが、神戸さんのポドルスキ獲得も単年だったらコレよりももうちょっと高かったかな?

現在の欧州主要リーグではフツーに動いている金額なんでしょうね?それに輪をかけて凄いのが中国リーグでしょ?

なんか凄すぎてかみ砕けない印象です(笑)

ここまでは【選手】としての推察ですが、今度はJ復帰を希望したコトについて。

結局はこの部分が一番大きかったのかなぁ?と推測しています。

そーですね、イチサッカー選手としての目指すべきところよりも、もっと大事なこと。

ヒトは一人では生きていけません。そんで自分よりも、自身の夢や希望よりも大切にしないといけないこと。守っていくべきこと。

そちらのコトが今回の移籍については大きかった様な気がワタシはしております。

このブログ作成時にはクラブからの正式リリースは発表されておりませんが、報道では本日(2/1)中にもメディカルチェック後にサインし発表の見込みとされており、3日からの宮崎キャンプに合流とのコトです。

セレッソの方針として、海外移籍は容認し、復帰も容認するスタンスみたいです。記事によると『循環させて戻したい』とか?

そんで復帰については選手として脂が乗ってるタイミングで復帰させれることが理想とか?

そーいった意味では今回のキヨの復帰は曜一朗や蛍のケースとは異なり、クラブの理想像に沿った復帰なのかと判断しています。

戦力として考えると、今季のビジョンの中で計画的に遂行した上での補強ではありませんが、現有戦力のウィークポイントである『パス出し出来る選手』ということでは非常に大きい補強だと考えております。

そして復帰に対し掛かった補強費は恐らくJの歴史を見ても日本人選手にこれだけの巨額費用が投じられれた補強ってあったんかな?

少々冷たい書き方になりますが、クラブ運営もビジネスなので、それに見合った【費用対効果】をキヨ自身も出さないといけないこと、本人も理解していると想像します。

Jでも実績も十分なユン・ジョンファン監督にこれだけのメンツ。

ファンとしては期待せずには益々いられなくなりました。

昨年末の昇格決定数日後は『多くの期待は禁物』と考えておりましたが、キヨほどの選手が加わるとフォルランん時みたいな想像的な活躍よりも、現実的にやってくれそうな気が非常に大きくなってしまいます。

たとえばですが、蛍にしたらボールを持つ前からずっと「曜一朗クン」を探すプレーに【曜一朗クンとキヨ】を同時に探しパスコースが増えるってコトですよね?それだけでワクワクしてしまいます。

前にキヨがセレッソでプレーしてた時のワタシが一番印象に残ってるプレーなんですが、10年の最終節のジュビロ戦でアドリアーノに送ったちょっと距離のあるループパス。あーゆーパスに反応する曜一朗のゴールを想像すると・・・これもワクワクしてしまいます。

現役の日本代表選手がJ復帰することに対し悲観的なコメントが散見されますが、そんなにアカンことなのか?

サッカー選手の海外移籍のトレンドもまた新たな流れが生まれてるとワタシは思うんやけどな?

海外移籍だけが全てじゃないやろ。海外経験してJに復帰して、その経験をクラブやJリーグに還元してくれればまた新しい流れが出来ると考えてます。

ちょっと気が早いですが・・・

『おかえりっキヨ』

キヨを含めたセレッソの選手がピッチで躍動すること、大いに期待しております!!!