昨日のジャイアンツ山口俊投手処分内容が重すぎると声明発表した案件です。
一体、選手会はこの事案についてどう解釈しているのか?
処分決定の経緯でどこに反論があるのか?のポイント。
示談成立してるから犯罪ではないのに、なんで処分があるんや?って言いたいの?
グランド外で起こした問題で、なして1億円ものペナルティを課されなければアカンの?と言いたいの?
先に結んだ3年契約の破棄(見直し)を受け入れなければ解雇をチラつかせたジャイアンツサイドの交渉方法が問題やと言いたいの?
フツーのサラリーマンやったら解雇相当!!!なんてのを沢山見ますが、ホンマに解雇になるんかな?
そーゆー事例が身の回りで発生した経験がないので、それは解らんなぁ。
選手会の主張でいつも『???』と思うことがありまして、
サラリーマン的な切り口で見ると、プロ野球選手個人ってのは
球団の社員的な位置づけなの?
それとも個人経営企業主として、球団と雇用契約を結んでいる立場なの?
その時々で選手の立ち位置を使い分けしてる気がしてなりません。
上に挙げた後者【個人企業主】って位置づけやったら、こんな問題起こしたら契約解除されるのはフツーでしょ?
事案は異なりますが、1ヶ月前位やったかな?京セラドームのバックスクリーンで看板設営してる業者さんが、鉄パイプを誤ってグランドに落下させ、ナカジー選手に当たってしまった案件の、オリックス球団の処置ってどやった?
『設営してた下請け業者を変更する』ってのが、真っ先にあがってましたよね?
こう考えると、切られる(解雇される)のではなく、契約面の見直しだけで、球団に残留して、野球する機会を与えてるジャイアンツ球団の処置って、ヤフコメで溢れている『甘い』って表現って、強ち外れてないと思いますし、ソフトな解釈すると『温情処置』とも取れると思いますがね?
【法律】に沿った処分と、【倫理観】に照らし合わせて想定(判断)する処分って常に乖離はするんですけどね。
オリックスといえば、2軍選手が無免許運転で事故を何回か起こして、数か月前に野球辞める判断しましたよね?
あの事案の本人の判断は?
球団からの脅迫めいた要求もなく、純に『自己判断』と選手会は判断したから、なにも声明出さなかったのかな?
真意は解りませんが、主観的に『2軍選手のこーいった事案は無視して、高額サラリー取ってる選手ん時だけ動くのかな?
それとも、オリックスのファーム選手は声を上げることが出来なかったからスルーで、それなりに実績を残してる山口俊選手は自身ないし代理人相当が『不当』と選手会に掛け合ったから?
組合って、そーゆー声が届いた以上は、何らかのアクションはしないと体裁保てないしね。
今回の選手会の声明って、組合員である「プロ野球選手」の総意とした声明なの?
それとも選手組合の『事務方』が【選手会】として動いたことなの?
声明文の掴みんとこですが
「逮捕された事案ではなく、被害者との示談も成立している。」
だから『ジャイアンツ球団サイドの処分決定までの経緯や処分内容が重い』って
選手会の組合員である選手の大半がそう思っているのかな?
法律的には決着ついた案件かも知れない。
しかし事件と扱われるまでの経緯ですよ。倫理的に「どうかしてるでっ」って思うのは。
酒飲んで、商売道具である利き手ですよね?怪我したのって。
そんで球団に報告もせずに病院行って、その先で警備員とトラブル起こして暴れて、
一切の報告を球団に行わずに、なにもなかった様に、次回の先発に向けての調整してたんでしょ?
これって相当悪質だと思いますよ。
そんな人であっても同じ組合員だから、選手会は守るのか?
プロ野球選手組合の在り方は、発足時から「組合」を語っているが、ワタシの知りうる企業にある『労働組合』とは、かなり色合いが異なる組合ですね。
イメージとしては『組合』というよりも【利権団体】に映って仕方ありません。
選手会ってなんなんでしょうね???
( 8/30 20:00 更新 )
コメント頂きました方々へ
コメントありがとうございました。
この案件をエントリーしましたが、このエントリーをupした前後に新たに選手会事務局長さんのコメントが報じられ、なんか
FA制度の根幹である「複数年契約」を破棄される前例を作りたくなかった。
みたいなコメントありましたが、こーゆー発言を聞くと「なんじゃ、これ???」って感じですね。
成績が思わしくない、故障が続きプレー出来る状態にない
⇒だから契約内容見直し
ってコトならば、これは選手会として【抗議相当】の案件であるとワタシは考えます。
一方で、選手会側立場としてコメント頂いた方のご意見も、法律的にはもっともであると思います。
法律的見解でいくと、今回の山口俊選手の一件は、示談が成立したことで【不起訴】になっており、山口俊投手は「犯罪を犯していない」という法律的立場になるのでしょうね?
ですので、法律の傘の下にいる立場としては
契約年数見直しも減俸も「球団はやったらアカン」となってしまうみたいです。
要は【懲戒解雇】に相当する事象が無い立場にあるみたいですね。法律上わ。
ここでまた「しかし」の注釈を入れてしまいますが、示談成立した経緯が今のところは不明確。
山口俊選手サイドで示談までの交渉を行ったのか?それともご指摘のあった【球団サイド】が動いたのか?
謝罪会見時点の契約年数見直し・1億円相当の罰金を考えると、球団サイドが動きをかけ、表現が正しくないかもしれませんが・・・
【示談交渉の手数料】的なものの位置づけが、契約年数見直し・1億円相当の罰金に当たるのかな?
とワタシは推測しています。
そんで、また昨夜?今朝?になり。。。
『実は、自主退団を迫られていた』なんてのが、あっちこっちに出ておりますね。。。
もぉー一体全体ワケが判りませんね?
全体のいきさつを総合したワタシの推測ですが。。。
起訴される可能性大 ⇒ 山口本人に自主退団打診 ⇒ 本人が拒否 ⇒ 在籍のまま起訴は球団としてのイメージダウンが計り知れない ⇒ 球団主導で相手方との示談交渉開始 ⇒ 示談成立 ⇒ 示談成立と引き換えに、契約内容見直し打診(要求かな?) ⇒ (とりあえず)見直し条件にサイン
って流れで記者会見まで行ったが・・・
【法律】に照らし合わせると、ツッコミどこがある一件に、選手会サイド(事務方)が「ものいい」つけた
⇒ 今回の騒動
ってな感じなのかな?と推測します。
自主退団を迫った際に選手会(誰かは不明ですが)も立ち会っていたのに、なぜ?その直後に騒がなかったのか?
たぶん個人の【倫理観】として納得してたのかも知れません。
この件に関わらず昨今、色々な騒動がありますが、【倫理観】と【法律】の溝がかなり大きいなぁと感じます。
騒動に対する見解の多くは【倫理観】として「アウト!!!」ですが、【法律】としては「セェーフ」ってことが多いのかな?と感じます。
ワタシの判断ですが、やっぱ【倫理観】が優先してるので・・・
選手会の主張には『違和感』を憶えますね。