大阪からマリーンズを応援し、地元でセレッソを応援するおっさんのブログ

NPBはMarines、JリーグはCerezoを応援する、おっさんのブログ。娯楽もちょこちょこ書いてみます

《マリーンズ》偏った?特化した?ドラフト指名

まず、これまで10年に渡りお世話になったスポナビ+ブログが来年1月末日で閉鎖だそうです。

 

今までカキコミ時代を含めると12年くらいにはなると思いますが、お会いしたことのない方々とコメントでのやりとりをさせて頂いたことは非常に楽しかったです。

 

中には思いっきり批判されたこともありますが、まぁそれは・・・

 

考え方や考察の角度は人それぞれですので、そーゆー考え方・考察の仕方もあるよな?

 

って考え方もワタシ自身、少しは出来るようになったってことを考えると、この場で人生勉強をさせて頂いたと感謝しています。

 

ここのサイトの入り口になったのは、Kt0120さんのマリーンズブログのコメントから。

 

kt0120さんとは直接お会いする機会を作って頂き、ホントに×2感謝してます。

 

ワタシはスポナビ+ブログが閉鎖になるまでは、最後までこの場で、私的考察を続けて参りたいと考えております。

 

さぁ、井口新監督の初陣であるドラフト会議が昨日行われ、下記の選手の交渉権を得ることが出来ました。

 

1位指名選手

安田 尚憲(ヤスダ ヒサノリ) 1999.4.15 内野手 履正社

188cm/95kg 右投左打

 

2位指名選手

藤岡 裕大(フジオカ ユウダイ) 1993.8.8 内野手 岡山理大付高-亜細亜大-トヨタ自動車

178cm/77kg 右投左打

 

3位指名選手

山本 大貴(ヤマモト ダイキ) 1995.11.10 投手 北星学園大付高-三菱自動車岡崎

182cm/80kg 左投左打

 

4位指名選手

菅野 剛士(スガノ ツヨシ) 1993.5.6 外野手 東海大相模高-明治大-日立製作所

171cm/83kg 右投左打

 

5位指名選手

渡邉 啓太(ワタナベ ケイタ) 1993.9.13 投手 いわき光洋高-神奈川工大-NTT東日本

177cm/72kg 右投右打

 

6位指名選手

永野 将司(ナガノ ショウジ) 1993.3.2 投手 日出暘谷高-九州国際大-ホンダ

181cm/82kg 左投左打

 

育成1位指名選手

和田 康士朗(ワダ コウシロウ) 1999.1.14 外野手 小川高-都畿川倶楽部硬式野球団-富山GRNサンダーバーズ

185cm/72kg 左投左打

 

育成2位指名選手

森 遼大朗(モリ リョウタロウ) 1999.4.22 投手 都城商業高校

180cm/80kg 右投左打

 

今年のドラフト全体を見渡した印象としては、マリーンズらしくなく野手指名が軸になるドラフト。

 

指名人数を絞った年なんかは投手と野手がごぶごぶってコトはありましたが、育成含みで8人指名してごぶごぶ。

 

昨年ドラフト終了後やったかな?松本バイザーがそんなコメントしてた記憶ありますが、今年はそーゆー方針のドラフトやったっぽいですね?

 

2つ目は野手がみんな左打であること。他球団指名の野手も左打ちが圧倒的に多い気がしました。

 

あと数年もしたら【左打ちの左キラー】なんて打者が出現するのかな?

 

年齢的にも安田くんの高卒以外は社会人。

 

山本くんは高校⇒社会人ですが、他は大学⇒社会人選手です。

 

社会人組は現有戦力との競争ですね。正直、内野手陣も大地キャプテン以外は手薄。

 

今季も平沢使え!なんてのたくさん見ましたけど、まだまだ使えそうにない平沢を待望される辺りが手薄な証拠。

 

競争を引き起こすには、大きな壁があるとイイのですが、その壁がなければ戦力拡充するしかないですからね?

 

激化とまでは言わないにしても、今季開幕当初よりかは良い競争になって欲しいです。

 

ワタシ的なpointかな?と考えるのが4位の菅野くん。

 

外野手は比較的メンツは揃ってるグループですが、年齢的に30過ぎに偏りが見えるとこ。

 

年齢的には加藤と肘井の間くらいですか?

 

で、気になったのは岡田パパの去就。今季はノーヒットもですが、どうも起用をされそうな気配が伺えなかったこと。

 

ひょっとするとこのオフのトレードあるんじゃないかな?とか推測しております。

 

今季ドラフト1位は履正社の安田くん。

 

今季ドラフト最目玉の清宮くん抽選を外すも、ハズレ1位がまた抽選。山室さんはこの時だけグッジョブしますね。。。

 

でも、清宮くん外したけど、安田くんの交渉権ゲット出来たことで、ドラフト戦略は思った通りに出来たのかな?と。

 

マリーンズで高卒野手のドラ1で記憶に上がる所としては、近い順から行くと・・・

 

平沢・西岡剛・今江(ドラ2)・渡辺正人・澤井・サブロー(外野手)って感じ。

 

そういえば分離ドラフトで二刀流の柳田だったっけ?そんな選手も居ましたね。

 

安田くん交渉権獲得でパっとアタマに浮かんだのは、

 

『西の福留』『東の澤井』と言われた澤井選手。全く芽も出ずに球界を去ってしまいました。

 

そして同じ大阪の高校生ドラ1といえば、西岡剛渡辺正人

 

渡辺正人も長きに渡りチームに在籍していましたが、投手偏重ドラフトにも助けられ残留し続けた感が強いです。

 

安田くんは成功者のサブロー・今江・西岡の道を進むのか?

 

それとも澤井・正人のルートに行ってしまうのか?

 

凄く良い選手の指名権を獲得できたこと、凄く嬉しい反面・・・

 

高校生野手にターゲットを絞ったのはイイのですが・・・

 

『マリーンズの育成ビジョンってのを持った上での指名なんですか?』ってトコ。

 

今季の平沢を例に挙げますが、この2年間の平沢の成長度合いは編成部として、想定内?想定外?

 

今季については薄々戦力で必要以上に【ファンの期待】の大きかった1年。

 

騒いだのはマスコミやファンであって、どう育てるかを決めるのはフロントであり現場。

 

でも、結果は?1軍だけでなく、ファームでの成績もサッパリ。

 

ファームで3割打っても仕方ないですが、ファームでも2割ちょっとってのは、さすがに心配になってしまう。

 

どこにチームの見誤りがあったのか?

 

それともこれは想定内であったのか?

 

そこがレビュー出来た上で平沢の今後もですが、それを踏まえて清宮くんを指名、外れて安田くん。

 

どちらが入団したとして、どんなビジョンを持っているのか?

 

それが『球界のレジェンド、井口新監督に一任します。井口さんなら大丈夫』みたいな発想になっていないか?

 

それではダメなんですよね?フロントサイドにビジョンと進捗予定表がないと。

 

乗るか乗らないかは、やってみないと判りません。

 

だから一定期間ずつでレビューすることが必要やし、『やりますか?やってますか?』ってコト。

 

それはどの順位で指名した選手であっても重要度に違いがあれど【一緒】やと思うんですよね?

 

昨年のドラフト指名選手の今季を眺めても、それを感じます。

 

素材型ドラ1千隼に2位酒居の今季はフロントが想定した通りだったのか?

 

そして今季ワタシが一番気になったのは土肥。

 

かつてのドラ1木村と同じフォームで投球し、同じようにストライクが入らない。基本高めにボールが集まるという

 

「瓜二つ」な投手を獲得したのは良いが、どうするつもりなのか?

 

『編成部は素材がいいから指名しました。育成は現場でよろしくね。』

 

ではダメなんです。ホントここは物凄く気になるところです。

 

育成1位の和田くんも、どんな意図で指名に踏み切ったのか?

 

昨年育成ドラフト2位の菅原がわずか1年で戦力外に。

 

「ギータ2世の素材」でありながら、1年で戦力外に。

 

これは何を意味するのか?

 

そして今季は野球経験がプロになるには乏しい和田を指名。

 

『育てられる』根拠あっての指名なのか???

 

今までのドラフト会議後のエントリーは「みんな頑張ってほーな」「一人でも多く戦力になればな」

 

って期待が大きかったし、昨年の千隼とか、藤岡とか、複数球団との競合で交渉権獲れたことで喜べたけど・・・

 

今季開幕からの超低空飛行から、フロント・編成部の重要性がワタシの中でもの凄く大きなモノになっている。

 

伊東監督は優秀な監督やったと思う。その監督をもってしてもあの状態だった。

 

選手獲得にお金が使えないのなら、フロント・編成部が『育成ビジョン』を持ったスタッフ揃えて、それに沿った選手を狙うのがドラフトだと思う。

 

それが出来るチームと場当たり的なドラフトで育成は【現場任せ】なチームとの差。

 

昨今のNPBはそこの差が凄く大きな差になってると強く感じます。

 

失敗や放漫をどこまで認識し、どの程度の改善が進んでいるか?

 

マリーンズが大盤振る舞いのマネーゲームで超一流を獲得できるチームではない。

 

だからこそフロント・編成・現場が同じ方向を向けるか否かで大きく変わる。

 

井口監督就任はうれしいですが、新人監督のネームバリューにみんながよってこって乗っかったらアカン。

 

そんな想いが凄く大きい、今年のドラフト会議でした。