大阪からマリーンズを応援し、地元でセレッソを応援するおっさんのブログ

NPBはMarines、JリーグはCerezoを応援する、おっさんのブログ。娯楽もちょこちょこ書いてみます

《少年サッカー》「切実な想い」と大きく乖離する現実

ワールドカップ日本代表の試合が終わり、

大会後に一部の選手が発言した

『フィジカルを鍛えることの重要性』

確かに凄く必要である事案だと考える一方で

『指導側の整理・整備』なくこれだけが先行してしまうこと

ワタシ凄く危惧しております。

 

こーゆー代表選手の発言を聞くとすぐに

『そのとーりだ。ワシもTV観てても、生徒観てても思うぞ。

だから自分のチームでもフィジカルトレを導入しよう!!!』

ってな単純な発想が一番怖いのです。

 

基本的にフィジカルトレはフィジカルトレを専門に勉強した方が

それぞれの体格や体力に沿った上でプログラム組んで進めるから

効果が生まれること。

 

でも、実態は、、、

特に中堅から底辺のクラブは

どこもここも「ワンオペ」

特に最底辺層の指導者って「ボランティア」

ただ『サッカーが好き』だけの【指導者】語ってる連中も

ゴロゴロしてるのが実態。

『フィジカルトレとは?』を

知らない、知ろうとせずに、判ったつもりでやってしまう

連中の怖さったらありません。

 

どやしつけることが指導と勘違いしてるヤツらのすることは・・・

「根性論だけのランニング」

これがメインになること目に見えてます。

 

どの試合行っても、試合中にバカみたい(バカ)がのべつまくなに

怒鳴り、罵り、罵倒し続け試合が終わり、

『気合が足りない』と次の試合までひたすらランニングをさせる。

そしてそこで脱落した子供を捕まえて、言葉にするしないはあるが

「アイツは根性がない」で片付ける。

疲れたコンディションで悪いフォームで走ることで故障することもある。

そんな想定も出来ずにただ走らせて、故障したら

「アイツはもやしっ子」で片付ける指導者だってゴマンといる。

 

そーゆー風景を沢山眺めてきてるから、

代表選手はそんな実態を踏まえることもなく、

純粋に「ニッポンのこれから」を危惧するから、

真面目に訴えている。

そーゆー発言を日本サッカー協会や各地の協会が

どうフォローしていくのか?

そこの放置でフィジカルやれば、故障する子供続出します。

そして「代表選手がフィジカルトレは必要」ってゆーてたからと

凄く幼稚な思考しかないくせに、「コーチ」「監督」と

呼ばれることで逆上せ上った世間知らずの指導者が

コトの真意をはき違え、「俺たちの時代はこうやった」と

スパルタトレが横行しそうな気がして仕方ありません。

 

これから夏場に入ります。

単純に「水分摂れ」だけで水分は補給させるが

水分だって「摂り方」があります。

ただグビグビと喉の渇きを抑えるのに、一気に胃まで水分放り込む

水分補給が正しくないこと指導出来る知識もないバカな大人か

炎天下の中、罰ゲームのようにランニングをさせることが

『指導』と勘違いする低能な指導者が続出すること

目に見えてます。

 

これって、昨今話題になった日大アメフト部問題や

クラブ活動における体罰問題とリンクすること。

 

大きな組織になっても、指導者がすることは

指導者間のピラミッドを形成するだけで

専門的指導の「役割分担」を行わず【ワンオペ】でやってしまう。

ワンオペで全部こなすってのは、物凄い能力がないとムリです。

そのムリをムリと見せまいと焦ることが

【怒鳴り散らす】になり、それでも思うようにいかなければ

【恫喝】に移行に、これでも自分の想い通りに動かなければ

【罵倒】して「相手の負けん気根性を引き出してる」と

意味不明な言い訳で、自己弁護に走り納得する。

 

こんな変質を隠す上で組織を作り、負い目のケツの舐め合いから

汚い仕事は子飼いにさせて自分は高みの見物決め込んで

問題起こっても「知らない」と言い逃れする。

 

残念ながらこれが多くの実態なんですよね?

 

ハナシがあっちこっちに飛びますが、サッカー指導者とか

サッカー選手からよく聞く言葉

【サッカーが好きだから】【サッカーが好きなんだろ?】

あれって完全にキャプテン翼のフレーズからサッカー関係者に

『都合よく』転用された言葉とワタシ解釈しています。

 

サッカー指導者ってこの『サッカーが好き』ってのを

テメーの指導力の低いこと棚に上げて子供に説くんですよね?

ワタシ聞いてて思います「バカじゃないか?」って。

 

『スキ』は押し付けることじゃなく、個人の感性で【感じる】こと。

本人が感じてこそ身になること。

『サッカー好きやろ?』と言葉を脅迫に使ってる指導者が

どれだけ存在するか?

 

 そんな裾野の実態すら知らずになにが

「世界のサッカーはこうだ」とのたまえるんでしょうね?

体罰アカン、スパルタもアカンて世間では騒がれますが、

実態は目に見えた体罰が激減してるのかもですが、

陰湿な方法、言葉の暴力を用いた

心理的体罰はどこもここも横行してるのが

少年サッカー指導現場の実態です。

そーいった意味では、ワタシ達世代がスパルタ指導受けてた時代って

指導者がイラっと来たらパァーンと殴られて「やれっ」で完結する

時代の方が今よりもマシやったのかも???とか?

 

世界に追いつこうとホンキで考えるのなら、

日本は世界有数の先進国なので先進国らしく

人権尊重した上で子供を伸ばすシステムを協会主導で

底辺層まで浸透させる活動を推進して行くのが

使命だと思うのですがね?

 

底辺層のクラブは

『どこかに監視されるしくみがないので、

指導者が適正かを判断され、

適正でないものに是正される環境がない』

からスキなよーにやりっぱなし。

協会の取り組みで底辺層まで拡大したのなら、

その責任を協会も責うべきと思いますがね?