大阪からマリーンズを応援し、地元でセレッソを応援するおっさんのブログ

NPBはMarines、JリーグはCerezoを応援する、おっさんのブログ。娯楽もちょこちょこ書いてみます

《マリーンズ》ドラフトは編成部が仕切るもの

ぼっちらドラフト会議ですね。

 

マリーンズの補強ポイントは

 『全部』です。

 

思い起こせば10年前。

 当時の監督、ボビー・バレンタイン

 全権委譲したよーなドラフトしたのが

 ペラッペラ戦力の起源だと確信してます。

 

自分の成績だけが目的で大卒⇒社会人の

 ピッチャーばっか指名しまくった2年間。

 長野選手を強行指名してソデにされた

 ってのはあったが、

 

あーゆードラフトって後遺症出ますね。

 

 

今年のドラフト向けての記事とか

 アマチュア球界にお詳しい方の

 つぶやきとか拝見してますが

 ワタシの確固たる確信は

 

『ドラフトは編成部が決めること』

 

『監督意向は聞いて1枠』

 

そう考えています。

 

ドラフトはチームの

目先と未来を見据え人材を確保する会議。

 

ここに監督の意思を存分に加味するのは

未来のカタチに影響する。

 

【全権監督】なんて

「現場の意向を聞いている」的に

好意的に捉える風潮ありますが

 

ワタシは完全に真逆の考え方。

 

フロントの揃えた戦力で戦うのが

監督のミッション。

理想はやっぱりファイターズ

フロントがビジョンを持って戦力揃え

それに一切不満をこぼさず監督が采配する。

栗山ってヒト、そないに野球理論が長けてる

とは思いません。

このヒトの解説時代って「ナニが言いたいの?」

って意味不明な解説のオンパレードでした。

それがファイターズ監督に就任し

来季で7年目の長期政権。

 

そのココロは【フロントに不満持たない】

 

これに尽きると思います。

そんでファイターズのフロントも優秀やから尚。

このスタイルが理想ですね。

 

 

今年の1位は大阪桐蔭の藤原外野手を

 指名すると公言した様です。

 

指名するのはいーとして、藤原クンを

 どんなビジョンで育てていくつもり?

 

それがマリーンズ編成部にあるのか?

 

監督はゆーても、自分が監督の期間に

 どれだけの成績を残すか。

 そこに特化するのはフツーのこと。

 

 世間では山室がダメ、林がダメ、松本もダメ

 と、ダメ出ししかないですが、

 今はこのメンツが数年後のマリーンズを

 

『どうしたいか?』

 

の準備をするのがドラフト。

 

マリーンズにドラフト指名され

現在もマリーンズに在籍する選手の

一覧はこんな感じ。

 

※1992年 川崎 ⇒ 千葉 移転 

1993年 7名

7位 福浦 和也(内) 高卒

 

2003年 6名

1巡 内 竜也(投) 高卒

 

※2004年 濱本球団社長・瀬戸山代表 就任

2005年 高ドラ 4名 / 大社ドラ4 名

高校4巡 細谷 圭(内) 高卒

 

 

2006年 高ドラ 3名 / 大社ドラ 6名

高校1巡 大嶺 祐太(投)

大社7巡 角中 勝也(外) 高⇒独リ

 

2007年 高ドラ 3名 / 大社 4名 育成 5名

高校1巡 唐川 侑己(投)

高校4巡 阿部 和成

 

2008年 ドラフト 6名 / 育成 8名

育成5位 西野 勇士(投) 高卒

※ シーズン終了後、ボビー退任

     〃    石川晃本部長就任

 

2009年 ドラフト 4名 / 育成 1名

1位 荻野 貴司(外) 大⇒社

2位 大谷 智久(投)  大⇒社

4位 清田 育弘(外)  大⇒社

 

2010年 ドラフト 6名 / 育成 3名

1位 伊志嶺 翔大(外) 大卒

2位 南 昌輝(投) 大卒

5位 江村 直也(捕) 高卒

 

2011年 ドラフト 4名 / 育成ナシ

3位 鈴木 大地(内) 大卒

4位 益田 直也(投) 大卒

※ シーズン終了後 瀬戸山代表・石川本部長 辞任

 

2012年 ドラフト 4名 / 育成ナシ

1位 松永 昂大(投) 大⇒社

3位 田村 龍弘(捕) 高卒

4位 加藤 翔平(外) 大卒

 

 2013年 ドラフト 6名 / 育成 1名

1位 石川 歩(投) 大⇒社

2位 吉田 祐太(捕) 大卒

3位 三木 亮(内) 大卒

5位 井上 晴哉(内) 大⇒社

6位 二木 康太(投) 高卒

 

※2014年 山室球団社長 就任

2014年 ドラフト 7名 / 育成ナシ

1位 中村 奨吾(内) 大卒

3位 岩下 大輝(投) 高卒

5位 香月 一也(内) 高卒

 

2015年 ドラフト 7名 / 育成 2名

1位 平沢 大河(内) 高卒

2位 関谷 亮太(投) 大⇒社

3位 成田 翔(高) 高卒

4位 東條 大樹(投) 大⇒社

5位 原 崇(投) 高卒

7位 高野 圭佑(投) 大⇒社

育1 大木貴将(内) 高⇒独リ

育2 柿沼友哉(捕) 高卒

 

2016年 ドラフト 7名 / 育成 2名

1位 佐々木 千隼(投) 大卒

2位 酒居 知史(投) 大⇒社

3位 島 孝明(投) 高卒

4位 土肥 星也(投) 高⇒社

5位 有吉 優輝(投) 大⇒社

6位 種市 篤暉(投) 高卒

7位 宗接 唯人(捕) 大卒

 

2017年 ドラフト 6名 / 育成 2名

1位 安田 尚憲(内) 高卒

2位 藤岡 裕大(内) 大⇒社

3位 山本 大貴(投) 高⇒社

4位 菅野 剛士(外) 大⇒社

5位 渡辺 啓太(投) 大⇒社

6位 永野 将司(投) 大⇒社

育1和田 康士朗(外) 高⇒独リ

育2 森 遼大朗(投) 高卒

 

 チームは常に代謝するのでアレですが、

チーム在籍10年以上の選手で

現在で【貴重な戦力】という表現がハマるのは

角中に、あまりにも寂しいので「あえて」なら唐川。

西野のストッパーとして活躍した時代があったので

敬意を表しますが、アトわ。。。

正直、未だになぜ残れるのかが不思議なレベルです。

 

2009年の荻野・大谷・清田は大⇒社経由で入団ですが

まぁ一定の活躍はしてくれていますが、、、

荻野の相変わらずの長期離脱グセは相変わらずで

大谷に清田は年齢から来る衰えは否めませんかね?

 

2010年ドラフトは失敗、

少数精鋭の2011年も

ゴールデンルーキー藤岡は今シーズン中に

トレードでファイターズに移籍し

今シーズン中にNPBに復帰した中後は音速で戦力外。

 

 2012年も少数精鋭4名中3名が在籍してるのは

まずまずと見るべきか?

※ 2位 川満(大)

 

評価が難しいのは2013年ですね。

1位の石川は大⇒社経由のまさに即戦力として活躍。

昨年のWBCが奇しくもターニングポイントに

なってしまったのが・・・

殻を突き破ったアジャも気付けば30歳ですか?に

足踏み感のある二木に三木は及第点かな?

 

2014年は奨吾がやっとドラ1っぽい活躍を。

それ以外の選手は多少微妙かな?

来季以降の岩下がどう存在感を魅せるかと

香月がナニをウリとするのか?

香月以降の順位で指名された

宮崎は今オフ、脇本は昨年オフに戦力外通告

香月も多くのポジションに就ける選手でもなさげなので

来季が勝負ですね。

ちなみにこの年の2位が京大クンでした。

 

2015年以降はこれからの評価ですね。

戦力ペラッペラの一因は、即効性を求めた

大⇒社経由の入団選手。

2015年の関谷、東條、高野はもっと頑張らんと

2016年の酒居、有吉は及第点

2017年の藤岡裕大はこの3年間で大当たりの選手かな?

 

ドラフトの肝ってのは?

『高卒選手にアリ』なのかな?

 

チーム的にも高校生指名を再度意識し出したのは

14年ドラフトからかな?

2008年以降の通常ドラフト回帰後の高卒指名(育成除く)ですが

2008年 1名 山本 徹矢 ほぼ登板なし

2009年 1名 大嶺 翔太 自主引退

2010年 1名 江村 直也 消去法の2・3番手捕手

2011年 ナシ

2012年 1名 田村 龍弘 レギュラー捕手

2013年 1名 二木 康太 一本立ち期待!!!

と極端に少ないです。

 

すでにチームを離れましたが、今江にしろ西岡にしろ

高卒上位指名の選手。

こーゆー選手が1軍定着してる時ってチームが安定する気がします。

 

昔々のその昔は「来てくれそうな選手」しか

指名しなかった時代があり、

8球団競合の末、交渉権獲得するも

「指名しないでくれと言ったのに。。。」と

ソデにされ、世間は「そらロッテやし、しゃーないわ」と

言われた時代もありました。

 

この数年は指名被っても行くのがスタイル。

時代は変わりましたね。

 

さて、今年のドラフトはどうするか?

 

ワタシの中での最大のNGワードは

【ドラ2】【大卒】【投手】【素材型】の4つのワード

14年 田中

12年 川満

11年 中後

と僅か3年そこらで戦力外にしか出来ない育成力であれば

無難に即戦力狙いでお願いしたいです。

 

今年のドラフトはどんな戦略で挑むのか?

指名回避って意味ではなく、

1位は計画通り交渉権を獲得したい。

 

まずはそこからですかね?