大阪からマリーンズを応援し、地元でセレッソを応援するおっさんのブログ

NPBはMarines、JリーグはCerezoを応援する、おっさんのブログ。娯楽もちょこちょこ書いてみます

《プロ野球雑談》昨日は試合がなかったので・・・

ペナントレースも佳境に迫り、パ・リーグはCS出場枠争いが熾烈を極めています。我がマリーンズは正直厳しい位置になってますが、

①猛追してCS圏内に滑り込んでほしい

という想いと

②昨年夏前から見え隠れし、今季においても『ココ一番』でモロさを露呈する『キメ細かさ』を鍛える為に、CS出場よりも秋季キャンプで細かい部分の徹底・強化に努める

どちらが良いのかな?なんて悩みを抱えつつ試合が始まると【とにかく勝ってくれ】って想ったり・・・複雑な心境の今日この頃です。

一方では、社会人・新日本石油ENEOSの田澤投手の『メジャー挑戦発表』に対し、NPBのTOPを中心に慌しい動きになっています。

『メジャー挑戦』というよりも【アメリカプロ野球挑戦】って言った方が正しいのでしょうかね?まだ確実に【メジャー契約】獲れるって確証もないですから?

この件ですが、紳士協定があるにせよ、あれだけあからさまに【田澤調査】にメジャースカウトが来日し試合観戦してるのに、田澤投手のウワサが記事になってから、徐々に騒ぎ出し、田澤投手サイドが表明会見すると大騒ぎする。そして『紳士協定が』云々でアメリカ行きを阻止するような行動を活発化させる。

個人的には『アトだしジャンケン』みたいな感じでイイ気分じゃないですね?

なぜ?もっと早くに『紳士協定』を『制度化』しなかったか?

今回の件については、田澤投手サイドの方が動きが早かったので【人材流出】としては非常に残念ではありますが、認めざろうえないと考えています。個人的には本意ではないですが・・・。

それと、田澤投手の会見を見て、発言を聞いて、正直、違和感を感じました。周りは【純粋な想い】と言っておりましたが、私にはかなり【漠然とした想い】に見えました。

彼の性格上、『そう見える人』なのかも知れませんが【アツいもの】は感じませんでした。

唐突ですが、私事で恐縮ですが、8月より車通勤から電車通勤に変更し、野球絡みの本を読む時間が出来まして、これまでに

①野村ノート

②『2軍監督』

③エースの品格

の3冊を読み終え、現在は本のタイトル忘れましたが、

元ロッテの大エース 村田兆治さんの2004年に発売された本を読んでおります。

で、今回の田澤投手の一連の動きと、読破した3冊の中から印象に残る(おぼろげながら)フシとを照らし合わせて考えてみました。

①③は楽天野村監督の著書であることは皆様ご存知かと思います。内容的には、どちらもほぼ同じ様なコトを書いておりました。

この本にありました『国のため・人のため』『その意識がないとチームの為と考えてプレー出来ない』的な言葉がありました。

掻い摘んだ解釈になっており、実際の文言と異なっているかもしれませんが、この言葉から考えた場合、田澤投手の行動はやや【独りよがり】な感じがしなくもないです。

野球は投手の力が多くを占めるスポーツであるとは思いますが、ことグランドを離れたレベルで考えた場合、ENEOS大久保監督も言われていた『ENEOS選手のプロ入りに対しての弊害』私は

『あると思います』

そのリスクを考えた上での決断だったのか?それを乗り越えても【挑戦したい】って彼の想いをチームメイトが理解した上での決断だったのか?それには疑問を感じています。

②の『2軍監督』は現マリーンズ2軍ヘッドコーチである、

ハイディ古賀氏の波乱に富んだ野球人生を綴っている本です。

この本は古賀氏目線で書かれた本ですが、40年程前の【アメリカ野球界】が見えて面白かったです。

私は知らなかった『グローバルリーグ』なるものの記述もあり、60歳以上?の方々は【その当時、新聞記事で認識していたこと】が細かく書かれている様で、70歳目前の私の父などは非常に興味を持って読んだとのコトです。

余談はここまでとして、田澤投手は【アメリカ野球挑戦しに行く】立場ではありますが、それと同時に『アメリカで生活する』ことにもなってきます。

ハイディさんの本に書かれている『アメリカ』は40年程前のアメリカ社会が書かれておりますが、言葉・人種の面で非常に厳しい当時の実態が書かれていました。

『今は昔ほどじゃないけど』って言葉が沢山出ていておりましたが、まだまだ『人種』の面では厳しい側面は残っていると思われます。

そして言葉の面。彼は英語の勉強とかしてるんでしょかね?

競技は異なりますが、Jリーグ・FC東京の平山選手も高校時代騒がれながら大学進学し、中退までしてオランダリーグに参戦しましたが、あえなく帰国しました。その理由の一部に『言葉』が触れられており、ある雑誌の彼へのインタビューで『英語のおぼつかない自分が、今度はオランダ語も覚えろといわれた時点でムリと思った』って記事読んだことあります。

田澤投手が順調にメジャーに昇格出来れば【いらぬ心配】になるのでしょうが、それが1Aや2Aでのスタートであったなら、それは大変大きな苦労を強いられると判断します。

基本的に通訳連れてグランドをウロウロすること自身、周りは良くは思わないと想像します。

過去、マック鈴木投手や現日本ハム多田野投手も経験してはおりますが、彼らは云わば【アメリカしか道は無かった】でのあり

田澤投手の現在とでは大きく異なります。

よって、アノ記者会見から見る彼の姿から『ホントに大丈夫?』

って私は思ってしまっています。

ここでまとめに入ります。 私は

①今回の田澤投手のアメリカ挑戦は認めてあげるべき。

②今後(早々)に『紳士協定』は日米間のルールとして『規約』として定める

海を渡って成功するか・しないかは彼次第。NPBもヘンな妨害活動はしないでほしいし、こじれて【法廷闘争】なんかはもってのほか。

そして各球団は『流出阻止ありき』の『強行指名』なんかはしないでほしいです。

しかし【日本プロ野球】って、そんな魅力がないのですかねぇ・・・。