大阪からマリーンズを応援し、地元でセレッソを応援するおっさんのブログ

NPBはMarines、JリーグはCerezoを応援する、おっさんのブログ。娯楽もちょこちょこ書いてみます

《マリーンズ》勝因は【和】というスローガンに辿り着けたこと。それを球団・ファンがひとつの方向を向けたことだと思ってます

試合終了の展開はホントに『野球は筋書きのないドラマ』を示した程のプロローグだったと思います。

ホークス選手の象徴的存在、キャプテン小久保選手の一振りは、ホークスの目標が途絶えたことを意味するかの様にバットが真っ二つに折れ、打球はチカラない打球が、昨年までは【やんちゃ坊主、カッコつけ】的な『チャラオ』な存在であったが、今季マリーンズのキャプテンとしてシッカリとチームをまとめ、引っ張った西岡のグラブへ収まり、そのままうずくまり『涙を見せまい』とするが、それは誰の目からも感涙しているのが解る姿。

そしてそこに選手会長サブローが歩み寄り、肩を抱いて立ち上がらせ歓喜の輪へいざなう。

ホントにドラマなシーンであり、あの西岡の姿には心撃たれると同時に『辛かったやろな。タイヘンやったやろな』って想いがアタマを駆け巡り、ワタシも涙してしまいました。

まず、カンタンに試合を振り返ります。

と言っても、この日はLIVEで観れたトコだけです。

だってビールかけとかスポーツニュースのハシゴだとかで、試合を見直すこと出来なかったんで・・・。

LIVE観戦は7回ウラ開始時からです。

やっぱ8回オモテのダメ押しですね。

最初に『ぐっジョブ』を送りたいのは塀内。

今江出塁後にピンチバンターでの起用。

ホントに昨年までとは違い、ドッシリと打席に入り、且つ1球で絶妙な送りバントを成功させたこと。

シーズン当初はテギュンの守備固めで頻繁に試合には出てましたが、かなり長いことベンチに座ってることが増えてるを通り越して、ほぼ常態化した中での起用。

展開的にはラクな面はあったにせよ、イメージ的には1ヶ月はゆうに試合出場無かったイメージで1発でキメたことは『ぐッジョブ』でした。

やっぱ『送り1発』でキメれるとリズムが良くなりますね。

テギュンが強振せず【右狙い】でライトオーバーのタイムリーHIT。

今江がゆうゆう生還で貴重な追加点を上げます。

そしてとどめは今季不調にあえいだ大松が、久しぶりにインコースの球を見事にさばき、YAHOOドームを静まり返らすライトポール際への見事な2ランHRでトドメを打ってくれました。

今季はワタシの期待・希望が大きかったからこそ常に辛口評価した成瀬が『この日も』完璧なピッチングを披露してくれました。

1球×2のボールの質が良いのは今季ずっと。

ダメだった部分は【試合通してのメンタル面】

マウンド上で露骨にイヤな顔したり、弱気になってる面見せたりって部分ではほとんどの登板で酷評しました。

しかし、この試合も前の試合もゼンゼン違いましたね。

そして登板を【線】で考えると、2試合続きで『気持ちが折れない・負けない・弱み見せない』の3ナイを実践し、ずっと精悍な顔つき・姿勢を見せてくれたことが、とっても×2良かったです。

やっと『足りない部分』を実戦出来たと思ってます。

これを期に【真のエース】と呼ばれる階段を降りることなく、着実に昇ってほしいし、その【背中】を唐川や大嶺といった年下の投手の鏡となる存在になってほしいと強く願っております。

【CSパ・優勝】と言われても、いまいちピンッとこない感がありますね。

すぽるとでは西村監督・西岡・里崎・今江・成瀬が出演してインタビューがあった中で成瀬が『西岡さんがあんなコトしちゃったんで、どうしていいか解らなかった』っと茶目っ気タップリで言ってましたが、実際のトコ『どう表現して良いのか?』ってのはムツカシかったですね(笑)

今のCSの制度であるなら、3位通過での優勝はかなり困難な作業であったと思ってます。

08年以降、マリンは蚊帳の外だったので、客観的に、リーグ優勝チームが勝ち易いしくみ、いわば順当なしくみになったと判断していましたが、それをマリンが風穴を、流行語大賞を狙っている里崎のコトバを借りると【下克上】を達成することが出来ました。

これを期に制度見直し入るのか?たぶん入る様な気はしてますが、現時点では真っ当なルールに則った中での結果なんで素直に喜んでおります。

勝因の部分に触れますが、ワタシとしては今回エントリーのタイトルが結果に結びつく、いや【直結】したことが理由だと判断しております。

改めて【和】というスローガンに至ったのは、まさしく昨年、いや08年末に遡ると思います。

シーズンどころかキャンプインすら始まっていない状態で09年シーズン終了時点での結論が決まっている中での09年シーズン。

案の定、色んな問題が溢れ返りバラバラになって当然な雰囲気のままシーズンが続き、終了直前には過去に例を見ないと言っても過言ではない恐ろしい事態に発展・・・。

ホントに『勝った・負けた』以外にも胸クソ悪いことばっかりだったです。

そんなことから、辿り着いた【和】のスローガン。

普通に生活してると見落とす様なことですがとっても大事なこと。

あんなコトがあったからこそ、改めて『大切にしたい気持ち』を表現した言葉だと思います。

そして球団全体でそのコトバを大切にした結果が、まさかの【3位通過チームのCS優勝】だとワタシは強く感じてます。

『野球』として考えた場合、ホークスにはどれもこれも太刀打ち出来ない戦力だったとワタシは思ってます。

先発・中継ぎ・抑えの質・量。

打撃陣の質・量。

全てホークスが上。

それはライオンズにおいてもそう。

でも『ナニが勝っていたか?』それは【和の心】だと思います。

馴れ合うのはカンタンです。でも同じ方向を全員が向くことは非常に難しいことです。

(決してホークスは馴れ合ってるとは思ってません。

ライオンズは???ちょっと気になるのはベンチのダラっけっぷり・・・かな?)

それをホークスよりもライオンズよりも実戦出来たのがマリーンズだったんだと思います。

それが証拠に、監督の胴上げは決まりごと。その後にオーナー代行が、球団社長までもが胴上げされるシーンってのはワタシには記憶にありません。

※追加

そしてスタンドではファンが、グランドでは監督・コーチ・選手・裏方さんがそれぞれに肩を組み【歓喜のテーマ】を。

マリーンズを愛する全ての人達の【和】だったと思います。

それと選手では西岡剛

ホントに逞しくなったと思います。

元々【責任感における質】はあったようです。でもニンゲン、且つ若いウチって自身の弱いとこが出るから、髪形であったり風貌であったり言動であったりで虚勢張りたくなってしまいます。

そんなコトをアノ年齢で封印して【キャプテン】としての責務。

それは具体的に人から与えられるモンじゃなく、『自分で考え、行動した』ことは賞賛です。

キャプテンに指名した西村監督の眼力。

キャプテンの姿勢を見て何かを感じた選手、コーチ。そしてフロントがあったからこそ、キャプテンがキャプテンとして自身にもカラダに心に鞭打ちながらみんなを引っ張れたのだと思っています。

この活躍なくして、CS優勝は達成出来なかったし、あれだけ何度も堕ちかかったチームが堕ちずに【大きな結果】を残せた理由だと考えております。

感動に継ぐ感動で、凄く色んなコト語りたいですが、まとまりが無くなってきたのでこのヘンで締めますが、今日になっても

めっちゃくちゃ嬉しー!!!

まだ先が残っています。

パ・リーグ下克上はクリアしたので、今度はNPB下克上を期待してます。

今日からセCSファイナル始まりますが、ワタシ的には

『落合ドラゴンズに勝ちたい』です。

返信です。

マリーンズファン以外の方々からの暖かいコメント有難うございます。

旨く返信出来て無いと思いますが、非常に暖かい気持ちになっています。

恐らくそれは今季のマリーンズのスローガンである【和】がマリーンズファンのみならず、他球団ファンの方まで伝わったのだと考え、今季のマリーンズの凄さを改めて噛みしめております。

ponta0714 さん

今季ホークスにはイヤという程ヤラれましたんで・・・

常時Aクラスのホークスはずっと強いチームなんで『勝てたぁ』って感じです。

セがどっち出てくるかですが、ワタシ個人としては原野球よりも落合野球を叩きたいっ。

でも、どっちが出て来ても強いことだけは確かなんで、パの代表として恥ずかしくない戦いをしてほしいですね。

骨の髄までF'sファン さん

今季は例年と異なり、ファイターズ戦の戦績は良かったマリーンズですが・・・

ワタシ的には日程や対決の際に金子選手欠場試合が多かったことが今季の対戦成績だったと思ってます。

正直、後からヒタヒタと追いかけてくる【ファイターズの存在】は怖かったですよ(冷汗)

ファイターズもずっと強いチーム。

全く円も縁もナイと思われる、ヒルマン監督⇒梨田監督って交代であっても基本がゼンゼンブレないまま継続するチームってのは凄いの一言です。

パの代表で出場する日本シリーズ。恥ずかしくない戦いを期待しながら、マリーンズは【パ・リーグファン】の期待を背負ってること自覚して闘ってほしいですね。

ホークスファン さん

マリーンズファンってすっごい遠征しますよね?

ワタシはそれは・・・出来るニンゲンじゃないのでアレですが、皆さんフレンドリーなんですよね。

ワタシにとっても『ホークス』はパでもちょっと違う存在です。

ワタシは南海電車沿線住民なんです。

生粋のマリーンズファンではありますが、いつも身近にあった南海ホークス

ワタシが高校2年生までの、年数回の観戦は大阪球場がメインだったもんで。

その後は主のいない球場スタンド下の場外馬券売場に週末は出動してた時代も長かったですね(笑)

本文にも書きましたが、【和】の心は昨年の、恐らくしなくてよい?いや「あってはならんこと」が年間通じてあったからこそ気付いたこと。

あれがなければ今回の結果はなかったと判断してます。

日本シリーズはパの代表として、セに【和】を見せ付けてもらいたいと願っております。

マーくん さん

ご無沙汰です。勝ち抜けましたね。

ワタシの持論として『野球はピッチャー』なんで、投手に対しての評価は相対的に厳しいですよね・・・。

成瀬については【エースの称号】が掛かってるシーズンだったので、特に厳しい評価をしてました。

【エース】はエースであって『ローテ1番目』だったり、経緯についても「清水直がトレードでいなくなったから」であってはゼッタイにならない。

だからこそあえて厳しい評価をし続けましたし、中々ワタシの本位を伝えることが出来ずに、ワタシに対しての誹謗的なカキコもあったこと事実です。

でもファイナルステージで2戦続きで凛としてマウンドへ向かう・立つ成瀬を見て『やっと想い伝わった』って思ってます。

しかしまだ【エース】とは呼びませんよ。日本シリーズでもあの【凛】とした姿勢でマウンドに上がってくれること。そして来季もその姿勢がどんな試合でも、展開でも【凛】とし続ければワタシは勝っても負けても【エース】と呼ばせてもらいます。

内については、言ってもドラ1。シーズン終盤からの活躍は素晴しいですが、まだ大きな評価は出来ないです。

それは総じてボールが高い。これに尽きます。

アト怪我が多いこと。クローザーを目指しているのであれば連投利かないといけないし、試合を締める重鎮が登録抹消繰り返す様ではいけません。

そんなことからも直近の活躍は喜ばしいことではありますが、褒め称えないのはそこにあります。

でも、この活躍を期に大きく飛躍してくれることも強く望んでいます。

清田は良く頑張ったと思います。指名直後の一瞬の迷いを思い出せば、現在2番を打ってることすらキセキなのかもしれません。

当初は旨くなかったバントもソコソコまで来てますし、守備の面でも『決めてかかった』プレーで落とした試合もありましたが、そんなプレーも今は無くなったと思います。

そして来季、恐らく荻野貴司も帰ってくると思います。いや帰ってこないと困ります。

そうすれば外野を基点にチーム内でのレギュラー争いが熾烈になります。

足の状態を考えるとサブローDH。でもDHには福浦もいてます。そうなれば福浦の再びファースト守備につける体調になるとテギュンもウカウカしてられない。

そんな意味でも清田の成長は非常に喜ばしいことですね。

日本シリーズ。マーくんさんのコメント見て思い出しましたが・・・

ホームでの胴上げって05年も無かったですよね?

その前の優勝ってのは1974年まで遡りますが、当時の映像の記憶ではビジターのユニフォームだった様な気が???ここの記憶はホント自信ないですが。

マリンでの胴上げは最低でも4勝1敗ですね?そうなること期待しながら、今まで通り【辛口ヘンコブログ】で頑張りますねっ(笑)

うめきち さん

CSについてはですね、『ペナントレース軽視』って観方も出来なくはない反面、うめきちさんが書かれる様に消化試合を軽減するってことでは有意義な制度だと思います。

それと興行面。どうもコノ辺を勘違いされてる方多いと思うのですが、NPBは【スポーツ興行】であって、高校野球etcとは違うってこと。

どうもその辺りを解釈出来て無い方が多すぎる様に思えます。

仰せの通り、景気としては国内経済は完全に冷え切っております。

そんな観点から見ても、現行のCSにはスポンサーがついたり、上位チームのホームで全て開催などのメリットがあるってことを考えれば【興行面】においては有効な手段かと考えます。

また、そこにも各球団フロントの経営努力も必要となり、こと今季CSのマリーンズにおいては、全くホームでの開催が無いのに、ファイナル・第一Sあわせて8試合もパブリックビューイングを実施し、連日大盛況。球場照明やビジョンの使用費用は通常試合と変わりないと考えますが、グランドは使わない、スタンドは内野1階席のみってコトは管理費は少なく済むし、球場スタッフの人件費も同様。そんで出店はあってそこにも金が落ちるって、凄い旨い企画だったと、そっちの面でも関心しています。

そんな意味でもメリットはあると思いますがねぇ。

ホント世の中のスピードが変わったのか?発想の切り口が変わったのか?そのヘンは解りませんが、一昔前のNPBはジャイアンツにしがみついてれば何とかなるし、しがみつけないパ・リーグはナリにって感じでしたが、今は違いますよね。

『親会社からの広告費を語った迂回融資』で球団を所有出来る時代でもナシ。地上波TV中継も激減し、一説によると真意は定かではないですが日本シリーズとて中継がないかも?なんて記事もあります。

そんなコト考えても、一時の【球界再編】みたいなコト起こさない為にも現行のCSが幾分かは出場球団の金銭的な利益もあるのであれば、めちゃくちゃな制度でない限りは【しくみ】を構築しながらでも継続する必要はあろうかと考えております。

NPBなので【野球】がメインですので、野球として、またペナントレースが疎かになってはいけませんが、ペナントレースの順位をどうCSのアドバンテージとするか?

現行は単純に順位だけになってますが、そこに勝率であるとか、ゲーム差であるとかは幾分か加味することは必要かな?とは思います。

でも、今回のマリーンズはやっぱ特異事例だと思いますね。

今週はセ・リーグのCSファイナルが2試合ありましたが、内容見る限りでは【順位通り】の試合展開・結果。

昨年は両リーグともに同じ感じだったと思います。

まぁ、勝った側を応援してるんでアル意味のん気なのかも知れませんが・・・。

ちょっと気分は【優勝の余韻】から【日本シリーズに向けて】

気持ちが切替りつつある管理人でした(笑)