『今日ははよ帰ってサッカー観るで』
昨日の朝、ワタシが家族に伝えた言葉。
『昔、そんなこと言われて喧嘩したな』って嫁さんのツッコミ。
カミさんと恋愛中にこんな理由でデート切り上げて喧嘩したことある自分。
『サッカー見るから』って当日の予定を【サッカーシフト】にしたのは、いつ以来かな?と。
東アジア杯、ワタシの注目は、なんと言っても【柿谷曜一朗】
これだけです。
前の試合のオージー戦。曜一朗は出場ナシ。
タカが先発、螢が途中出場でしたが、『曜一朗が出てないから、あんま興味ないわ』って感じでした。
最終戦となる韓国戦。終始押されっぱなしの日本代表。
その中での曜一朗の先制ゴール!!!
ボールを受けた青山選手。周り数人のフリーの味方が居たので『回す』と思いきやのロングフィード。
これがDFラインを抜け出した曜一朗が受けゴールめがけて突進。
迫り来る相手の位置を確認しながらボールを運び、キーパーの動きを見定め冷静にゴールへ蹴りこみ日本が『ま・さ・か』の先制。
ロングフィードのボールを見事にコントロールしてゴールGetする、まさに『曜一朗らしいプレー』はホンマ鳥肌モンのゴールでした。
先制ゴールを奪い、これで波に乗れるか?と思った日本代表ですが、依然劣勢が続き、その後10分もしないウチに同点ゴールを奪われます。
多分ですが、このゴールってちょっと螢が相手の動きを読み違えたかな?
このアトもずっと日本劣勢のまま前半終了。で、後半もずっと日本が劣勢。
ちょっとですが、リズムが変わったと感じたのが、後半7分の槙野out徳永inから。
中国戦、韓国戦どっちの試合もですが、槙野ってSBの選手じゃないですよね?フル代表はほぼ常連の槙野ですが・・・SBで起用したザックの迷采配と取るか?槙野が不甲斐ないと取るか?
とにかくワタシ目線では、両SBが徳永・駒野になってからは両サイドが『SBらしく』なったと感じました。
でも、劣勢は変わらず、救いは相手に【ゴールを奪う怖さ】がほとんど感じられなかったコト。
かなり攻められはしてましたが、そないに『怖さはないな』って感じれるよーになりました。
後半ロスタイムが近づくにつれ、短期間での総当りリーグ戦ってのもあり、ややこしい優勝条件が実況中に再三放り込まれながら時間が過ぎ、とうとう後半ロスタイムに突入。
そして×2、クライマックスは後半ロスタイム直後!!!
個人技で切り込んだ原口選手のシュートのこぼれ球が曜一朗の前に転がり、そのまま蹴りこんだシュートは相手ディフェンス・GKの間を抜けゴールネットに!!!
『シュート決めたの誰?』【やっぱり曜一朗!!!】の劇的ゴール。
そんでそのまま試合終了。
日本代表ってよりも『Jリーグ選抜』なメンバーで挑んだ東アジア杯で、日本が初優勝!!!
ってよりも『曜一朗の2得点で優勝した』ことでお腹がイッパイになったましたね(笑)
試合後のインタビューを聞いていると、ワタシの目頭がどんどんアツくなっていました。
カミさんが『泣いてるの?』と問いかけてきたので、曜一朗のサクセスをカミさんに説明し理由を説明。
その中で都波セレッソ時代の彼のプライベートでの愚行に遭遇した時、カミさんも一緒だったんです。
カミさんが『あぁ、柿谷ってアン時の子やったんや』って。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shiiki1/article/252
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shiiki1/article/256
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shiiki1/article/260
まず、曜一朗の【素行】の話題が出ると言われるのが遅刻の件。
上の3つのエントリーは、その際に書いたものです。
この移籍の時には、もう帰ってこないって思ってました。
昨季のセレッソ復帰の際には、曜は徳島さんで更生出来たのだから、徳島さんでJ1昇格を目指した方が彼のためでは・・・
なんて考えた時期もありました。
幼少時には『セレッソの至宝』と言われ、ユース時代には『天才』と謳われ。
ハタチ前に『悪童』のレッテルを貼られた言われた曜。
徳島さんで成長し、セレッソ復帰直後はキヨ移籍前提のバックアップって立ち位置からのリスタートから徐々に『天才』と言われたプレーが垣間見え、インタビューの受け答えで成長した姿を見せてくれて・・・
今季はセレッソのエースとして今季チームを引っ張る姿。
J選抜ではあるが、代表をGETし、みんなの期待に応えてくれたこの大会。
『自分が気付けば、人は変われる』ってコトを魅せてくれてる姿に完全に酔っています。
そんで、ここまでの感動を与えてくれたのは、セレッソのレジェンドであるモリシさんのおかげ。
昨年末、どーも曜一朗はドイツ移籍がほぼ合意寸前やったみたいですね。
その曜に『来年【8番】つけてみーひんか?』の一言で迷い無く残留を決めさせたのは他ならぬモリシさん。
モリシさんのこの『一言』がなければと考えると・・・
こんな大きな感動は無かったのかなと。
曜にとって、ここからが『TOPプレーヤー』としてのスタート。
近い将来、海外へ巣立ってしまうのは誰もがわかってること。
時間は短いかもしれないが、イッパイの『感動』を提供してほしい。
そんな想いでいっぱいです。
あっ、MVP螢のコト、ナンも書いてヘン。
螢ゴメン。ちょっとワシ、胸いっぱいやねんわ(苦笑)