2017年 8月 5日
J1 第20節 @キンチョウスタジアム
セレッソ大阪 3 - 1 北海道コンサドーレ札幌
悔しいというよりも虚脱感がワタシは強く、2節浦和レッズ戦の敗戦ん時の様な『チカラの差』を魅せつけられた印象が強く、今節を迎えるにあたり、ヒジョーに不安でありました。
そんで、その不安に追い打ちをかけるよーに、今季躍進の原動力である山村が足首の故障でベンチ外に、
その代役は昨季、チーム空中分解をもたらしたリカルド・サントスがスタメン。
昨年とは代わりルヴァンカップでは得点しているとの評価がありはするものの、そう多くを改善したとは言い難い戦力。
前節同様に山下も2戦続きのベンチ外に、スタメン発表にて陸がベンチスタートで田中ゆーすけが右SBでスタメンに。
ここの2人はそう心配はないですが、スタメン3人落ちでコンサドーレ戦に。
昨年のJ2では【個のチカラ】だけでは追いつけない試合をされた相手。
今季一緒に昇格したチームだからこそ知っている札幌の底力は非常に脅威。
ワタシが一番警戒していたのは、都倉選手ではなく「タイのメッシ」ことチャナティップ選手。
このゲームの1つ前か?ルヴァンカップを後半から現地観戦した際にひとりだけ違う輝きを魅せていたドリブルスピード。
ベストメンバーで挑むリリーグ戦ではセレッソにとって、どんな厄介な輝きを放つか?非常に心配な選手でありました。
色んな不安を抱えながら試合開始のホイッスル。
色々とネガティブな想いを抱えていたこのゲームですが・・・
開始早々に杉本健勇が華麗なるゴールを決め、いきなりの先制パンチ!!!が炸裂します。
ピッチ中央付近で蛍がボールを受け、健勇にボールがやや不規則な動きをした状態でパスし、そのボールを健勇が軽いタッチで走りこんできたリカに預け、リカはゴール前に突進。
リカもやっぱリーグ戦でのゴールは欲しいですわな。ゴール前で若干バタつき相手にボール回収され、中途半端に前に送り出した先には【杉本健勇】がっ。
健勇は相手がタテ並びになったDF陣の隙間をモノの見事にシュートを通しゴールネットを揺らします。
このゴールシーンですが、昨年・今年の試合終了直前にセレッソが失点するのと同じDF陣のポジションでしたね。
幸先良すぎの健勇のゴールでしたが、やられ方?いやセレッソブログやからやり方やな?が、他人事では済まされない様なシーンにややフクザツでありました(笑)
幸先の良いゴールもあってか?試合はセレッソペースで進みますが、時として相手の流れになっても、そう『危ないっ』と思うことはなかったですかね?
その中でもボール持たれるとイヤだったのが、チャナティップ選手と左サイドの菅選手。
この2人のどちらかにボールが渡ると、少し危険なニホイがしましたね。
そんな感じで試合が進み、前半26分に相手陣地PA前でリカが倒されてFKのチャンス到来。
キッカーはソウザ。ソウザのFKはゴール前に形成された壁の一番右側の福森選手かな?の頭をややかすめる様な線を描きゴールへ一直線。
GK金山選手一歩も動けずのビューティフルFKで追加点を奪います。
リプレイを何度も見直しましたが、札幌さんはニアの足元狙ってくると踏んでた様子?
ソウザがキックすると同時に福森選手?の右側に立っていた選手がファーサイドに走り込みジャンプした選手の足元の隙間を埋めるよーなスライディングしてましたからね。
こーゆープレーを見ると、GKもニアの足元にヤマかけてたのもあってファーへ蹴り込まれたボールに反応出来なかったのかな?
このFKの駆け引きはソウザに軍配が上がりましたね。
ソウザこれでFKでの得点って何点目?昨年は打ち上げてるイメージしかなかったっすが・・・
これもユン采配なんでしょうか???
そんでこっからの追加点も早かったですよね。
これも自陣中央でソウザ?かなが回収したボールを走り出した健勇に合わし、健勇がサイド上がってきた曜一朗へパス。
ここまではこーゆー流れになった時のセレッソの決まり事。まずはサイドの選手に預ける。
そんでここの曜一朗が中央のソウザへ出したパス!!!
どーゆーかな?ボール蹴る脚の使い方やなく、走る脚の動きで相手の股下抜くパス。
なにげない動きでこーゆープレーをサクッとしてしまう曜一朗のリズム。
そんでこのリズムで出てきたパスになんの驚きもなくノートラップで曜一朗の外追い越したマルにドンピシャのパス。
これってお互いのスタイルわかってなかったらどっかで躓くプレーやと思うんですよ。
現に曜一朗に股下抜かれたDFはそのパスについてソウザの方に走り出してるモンやからマルは完全にどフリー。
どフリーで受けたマルですから、クロスの精度は抜群でして、相手DFの間に放り込んだボールに!!!
待ち構えていたソウザの前に健勇が飛び込みヘッド一閃!!!でゴール!!!
着地後バランス崩してコケてるソウザをヨソにゴールを喜ぶ面々。
健勇のヘッドで3点目をゲットします。
そんなこんなで前半が終了し、試合は後半戦に。
後半は・・・見どころは少なかったですね。
前半のイメージではもっと得点追加してもよかったかな?
ただこのゲームは山村が不在なので、チームとしてどう逃げ切るかがポイント。
最初の交代は曜一朗⇒関口クニのカード。
やっぱ曜一朗はコンディションが思わしくないのかな?
最近のゲームでは、必ず途中交代してしまいます。
左サイドからの攻撃の組み立てに曜一朗は必須です。
中々自身のゴールとは行きませんが、ひとつ惜しいシーンありましたね。リカに邪魔されて・・・
3点目の起点となったあーゆー相手の虚をつくよーなボールコントロール。
確かに、曜一朗のゴールは見たいけど、今は今で『なんであんなんできん???』って楽しみがある。
コンディション整えて、またフル出場する曜一朗が見れること期待します。
2枚目の交代カードはソウザに代えて秋山大地。
ワタシ、この秋山大地の良さがよく判りません。
どーゆープレーが得意なのか?
この試合失点したシーンですが、チャナティップ選手についていたのは秋山大地。
おそらくシュートケアであのポジションだったのだとは思いますが、あっこは止めて欲しかったかな?
むしろ、そーゆートコで相手のキーマンをストップさせるのがウリの選手のハズ。
今はこのポジションって手薄なポジション。だからもっとセールスポイントを磨かないと。。。
そんで最後はコータ・Mに代わってコータ・Fを投入し5バックに。
守備一辺倒みたいな雰囲気やったので、前がどんな感じになってたか、イマイチ掴めなかったですが、山村がいたら切らないで良いカードかな?
こーなると、山村の存在の大きさを改めて認識してしまいます。
イヤな敗戦後のカードでありましたが勝利。
最後の失点とか、後半で得点奪えなかったって課題が残ったにせよ、スタメン3人落ちでもバランス崩さずに勝利できたことは素直に喜んでおります。
このゲームの最大???の注目であった、山村を欠いてリカルド・サントスって起用。
FW陣もけして充実しているワケでもなく、澤上をベンチに残してリカをスタメンっていうのは、劣勢になった場面を想定すると、澤上スタメンにしてしまうと手札薄くなってしまうので順当なスタメンだったと思います。
そしてリカのプレーですが・・・
相手と絡んでコケてファールアピールでプレー止めるクセは相変わらずでしたね。。。
昨年ほどではないにしろ、試合序盤はそーゆーシーンが何度かありましたね。。。
そんでこの選手ですけど、カラダはめちゃデカい。現地で実物みても、どーゆーかな?身長もカラダの作りも他の選手とはなんか違う感じ。とにかくデカい!!!
ですが・・・ハイボールの競り合いは上手くないってか、落下点に入るのが凄くヘタ。
そこを補ったのが健勇ですね。
リカはハイボールのポジション取りがうまくないですが、健勇は昔から上手です。
昨年までと今季、何が変わったのか?ですが、カラダ寄せられる・預けられることイヤがらなくなった気がします。
昨年の試合中のゲームレポートでも、対戦相手の選手コメントでも『健勇は昔から知ってる。強い選手だけど、カラダを当てられるのをイヤがるので、カラダを当ててイヤがることをしたい』みたいな相手選手コメントが多々あった様に、試合中でもそれでカリカリすることありましたが、今年はそれが無くなったですね?
健勇がそーゆープレーを出来ることで、リカ自身もやりやすかったのかも知れません。
リカは高いボールの競り合いよりも、抜け出す動きの方がスキな選手。
昨年は相手背負ってタッチで抜けようとするけども、相手に引っかかってコケてファールアピールしてプレー止めることばっかりしてたのでワタシの怒りを買っておりました。
けども、このゲームとか僅かばかり観戦したルヴァンでも、そーゆープレーよりも動き出しで抜けていくプレーが凄く多くなりましたね?
試合開始早々の健勇のゴールも蛍から健勇をすり抜けて前に飛び出したのはリカやったし、
前半30分過ぎかな?恐らく田中ゆーすけのロングフィードに抜け出してチャンスメイクしたプレーもそう。
これはSUB組でずっと練習してる中で、田中ゆーすけがリカの好みを熟知した上での連携やったかな?
この抜け出しは良かったです。
最後のフィニッシュのトコですね。。。
ゆーすけのロングフィードの抜け出しから、足で浮かしたアトやなぁ~
あっこは胸トラップやなくヘッドでGKのアタマ抜くプレーやないかな?
あーゆープレー見てても、リカはヘッドにあまり自信をもっていない気がしました。
後半にも、えー抜け出ししたけど、慎重になり過ぎてシュート打てないシーンがあった気が・・・
ひとつでも、シッカリとシュート撃てておれば、評価も更に上がったというか、昨年のレッテル?を少しは拭えたのかもですが???
山村が復帰したらベンチ外やなぁ~。。。
このゲーム2得点の健勇ですが、ゴールランキングも浦和レッズの興梠選手とならびTOPに!!!
それと同時に故障者続出の代表入り???云々で健勇の周りが騒がしくなってきております。
サッカー選手である以上、【代表入り】ってのは凄いコトやと思います。
ワタシも過去から、彼の【メンタル面】ではこの場で相当叩きましたが、身体能力、いや運動神経かな?は元から高い選手であることは間違いない。
ワタシ総じて思っている、サッカー選手って高いボールの落下点に入るのって、総じて上手くないなぁ~と思いますが、健勇は昔から上手。
こーゆートコみても、秀でた運動神経と、それをおもっきりスポイルするメンタルであったのが、メンタル面の成長で【代表入りか?】と言われるのは必然かと考えております。
ただなぁ~ワタシはアノ、ハリルホヴィッチですか?なんか違うな?まぁ、どーでもえーですわ。
アノ人が代表監督してる、今の日本代表には興味がない。
ワタシにとってのサッカーは、セレッソ>日本代表、セレッソ>海外リーグ。
とにかくセレッソが一番で、2番目が長男の少年サッカー。
いや、ちゃうわ、セレッソ=長男少年サッカーで、日本代表は5・6・7の次なのです。
なんで健勇を招集したトコで、起用するかもわからへん監督んトコいってもどーかと思うし、
今のセレッソのサッカー、セレッソの杉本健勇の今を知らないカキコミ評論家にどうこう言われたり、書かれたりするのはヨシと致しません。
なので、別に代表招集して頂かないで結構。
けど、今のウチに招集してもろとかんと、間違えてロシアWC出場なんてコトになった際にはメンバー入りが難しいんやな。。。
おっと書いてるコトが矛盾に満ち溢れてきました。
ヒジョーにフクザツな心境ですが、健勇は出来ればセレッソの躍進を第一としてもらい、代表わ。。。
堅実なハリルさんは、今まで呼んだ選手を再招集して代表作ってほしーと思ってます。
なんで、ここまで代表を阻害するって?
あの監督さん、Jリーグを軽視するよーな発言するじゃない?
ワタシ、アレ大っ嫌いなんですよね?
そりゃ海外主要リーグよりもJは落ちるでしょうよ。
でもね、自国のリーグ軽視して海外、欧州ですか?が全ての様に聞こえる、あの発言の数々はワタシ許せないんです。
セレッソが好きで、Jリーグが好き。
そーゆーニンゲンですから、ワタシわ。