J1第25節 @味の素スタジアム
今節から山村がスタメンに復帰です!!!
山村が戻るとやはり違いますね。
健勇が前で受けるとその周りで山村がサポートし、健勇が下がって受けると前でディフェンスラインの嫌な所にポジショニングし前線でタメを作る。
いない間はサイド攻撃一辺倒、ないし健勇任せになっていた攻撃にバリエーションが増えます。
久しぶりにワクワクしながら試合観戦が出来ました。
タイトルにした陸のゴール。これには理由がありまして・・・
この日の昼から長男のサッカー試合があり、プレーの質がダメダメでして・・・
週明けに発熱して体調が十分やないのを差し引いても、全く動かない・走らない。ボールが来てから慌てて動く、FWなのに最後までボールを追わない。
アタマを使わずに、ラクしてカラダ動かそうとする最低のプレー。
イライラMAXになり鬼の形相になっていたのをカミさんが察知し「病み上がりなん忘れたらアカンで」の言葉にもイラッとしてしまい『そんなもんカンケーあるかっ』と応戦してしまい、そこから数時間の冷戦勃発。
サッカー好きな父親としては、やはり諦めない姿勢を示して欲しい。試合を楽しんで欲しい。
それが見えずにダラダラされると、どーしてもイライラしてしまう。
帰りの車中でハナシを聞くと、ワタシが会場に到着する前のアップの際に全員が監督さんに一喝されてたっぽく、それでチーム全体がヘコんでいたみたい。。。ご多分に漏れずメンタル弱い長男はそのショック引き摺りながらやったみたいでプレーに気持ちが入って無かった様子。
帰宅とすぐにキックオフであったこの一戦。長男には『健勇と山村のプレーだけでもいいから、今日は最後まで観戦して、FWのプレーを勉強しような』としたこの試合で!!!
先制点となった陸の追いかけ。
相手DFの「あきらめた」と思い込んだ様な軽いディフェンスの脇から陸が姿見せたのに少々焦ったか?それともちょっとイレギュラーしたのか?
GK林選手がファンブルしたボールを陸がかっさらい、そのままゴール前に運び、最後はアウトサイドでタッチし先制ゴール。
このボール奪った陸のプレーは少年サッカー選手の絶好のお手本。
『最後まで諦めない』
長男に懇々と諭したコトを実際のプレーで示してくれた陸!!!
この日の長男プレーの最大の反省点に対しての答えを示してくれた陸クン、父親としても凄く助けられました。
長男自身も「あきらめないこと」「走り切ること」なんとなくですが理解までは行かないにしても認識は少し大きくなったかな?
結果的に『ゴール』がついてきてるからこそ、子供には凄く解りやすいプレーやったと思います。
ありがとー陸!!!
試合の本題にハナシを戻しますが、山村が戻り、リズムを取り戻した雰囲気のセレッソと、どーもチームとして疑心暗鬼な雰囲気のFC東京さん。
永井選手のスピードは脅威ではありましたがフィニッシュの精度が思わしくなく、そないに危険な場面も無かったが、セレッソ側も最後まで持ち込めないまま時間は流れ、そろそろ前半終了って時間帯に!!!
健勇が溜めたボールを右サイドを上がっていた陸に流し、陸は後ろにいたコータ・Mにボールを預け、コータ・Mの高速クロスに健勇のヘッドには合わないが、外側で狙っていた曜一朗が今季流れの中から初めて得点をゲットしますっ。
リプレー確認しましたが、コータ・Mが蹴り込んだ瞬間に、恐らく曜一朗は「健勇に合わない」と察知したかの様に、自身のマークについていたDFの前をすり抜けて落下点に走り込みます。
そんで曜一朗マークのDFもボールウォッチャーになってたっぽく、曜一朗が見えてなかった感じかな?
ドンピシャのタイミングで右足を合わせた、曜一朗今季初?の流れからのゴールでありました。
そんで試合は後半に入り、FC東京さんはピーター・ウカタ選手に太田宏介選手を投入。
まだ時間帯も早く、セレッソはどうするか?と思いましたが、2点のリードもあり、山村をスパッとDFラインに入れ、5バックを敷いてきます。
ここでも山村復帰は大きい。リカなり澤上だとヤマ投入せんならん。ゆーことは交代カードを1枚切らないといけないのですが、カード切らずにシステム変更が出来る!!!
ほんま山村の存在は大きい。ゴールラッシュで身辺が騒がしいのは健勇ですが、山村はいぶし銀の輝き。
ヒジョーにシブい選手です!!!
ただ少々気になったのは、山村をDFラインに入れてからの10分少々かな?
セレッソ側も混乱はしてた様にも感じました。
このシステムになったことで、コータ・Mを前目のポジションに移動させてはいましたが、どーもそれまでのイメージを引きずった様なプレーで、基本FC東京さんの時間でしたが、ボールを奪ってからのカウンターも、どこか人を探しているよーな雰囲気。
それと、こーゆー時間帯のカウンター発動時の起点になる蛍のショートパスがいつもですが、引っ掛かった様なパスになり、後ろから追い越していく選手がブレーキ踏む様なパスがこの試合だけに限らず散見されますね。
こーいったノッキングと、FC東京のFWの顔ぶれ。
ウカタ選手、永井選手に嘉人となると、かなり怖い。特にウカタ選手の存在。
デカい・強い・速い・テクある。これはホンマに脅威です。
セレッソも徐々にリズムを取り戻し、カウンター仕掛けるも。。。
シュートが枠に飛ばない・・・こーゆー展開はヒジョーにマズいなぁ~と考える様になり、
早い時間帯でも山村入れた5バック。無失点で切り抜けるか???と見守っていた70分。
CKの流れからウカタ選手をフリーにしてしまい、遅れて蛍?がチェックに行くも、ミートしないながらも放たれたシュートが無情にもゴールラインを割り失点してしまいます。。。
ここからの時間はちょっとイヤな雰囲気でしたね。
カウンターで攻めども、シュートまでに時間が掛かる、シュート撃ってもマウス捉えない。
ハッキリゆーて【同点。。。逆転・・・】のイヤな予感が。。。
基本持たしていた?というか押し込まれていたFC東京さんの時間が続き、パッと訪れたセレッソのカウンターチャンス!!!
曜一朗?から前線の健勇にフィードされたボールをドリブルで敵陣に切り込み、相手DFとの駆け引きでファールを貰いPKゲット!!!
チャンス作れどフィニッシュが良くなく、イヤな雰囲気やったトコでこのPKは大きかった。
キッカーはいつもなら曜一朗ですが、ここは健勇。
キーパーにコースは読まれてましたが、脇の下を搔い潜り貴重な追加点をGETします!!!
このゴールでFC東京さんは意気消沈してしまった印象ですね。。。
セレッソは引いてカウンター狙いの作戦を着実に遂行していくだけ。
の時間でも結構な頻度でセレッソのカウンター攻撃が発動!!!
でも、中々シュートまでたどりつけずが続きながらもCKを獲得。
そんでこのCK。ソウザと健勇のアイコンタクトから見事な阿吽の呼吸でソウザがニアに蹴り込んだボールに、蹴り出しの瞬間からニアに飛び込んだ健勇の見事なヘッドがゴールに突き刺さり4点目をゲット!!!
このプレーは「これぞチームプレー」のゴール。
一切の無駄がない美しいゴールにただ酔いしれておりました。
このアトは上手に交代カード切りながら時間を潰していく作戦。
後半終了間際に最初のカードでソウザ⇒大地へ。
この時ですね。。。ソウザにイエローカード・・・
試合中から主審のジャッチにどーも不満があったようなしぐさの多かったソウザ。
主審の「早く出て」に応戦した様で、ベンチに下がってからイエローカード。。。
このカードはめっちゃ無駄です。
すでに累積4枚で1回出場停止になっており、出場停止明けで2枚目。
残り8節を考えると、肝心な試合で出場停止。それも2回目なので2試合ですか?
そんなこと考えても『このカードは余計なカード』
アトに響かなければいいのですが。。。もったいないです。
試合はロスタイムに入り、コータ・M⇒関口クニ、曜一朗⇒澤上と時間潰しのカードを切り、試合終了直前に最後のカウンターチャンス!!!
さすがにスタメン組にはキツいカウンターやったかな???
やけど健勇の最後のシュート。決めていればハットトリックやったので枠に飛ばして欲しかった。。。
けど、最後までよう走り切り試合終了のホイッスル。
久しぶりの快勝ゲームでした。
山村が戻り、また少し欲が沸いて来ております。
残り8節。ベストメンバーで挑めれば、かなり期待が大きいと思います。
意外にも?と言っては失礼ですが、この試合は木本スタメンでヤマはベンチスタート。かつヤマの出番はナシ。
そんで木本が入ったからと言って大崩れするか?と言えばそーでもなく。
木本の成長も見逃せないですね。
少し前、前回かな?のエントリーでも少し触れましたが、この試合を眺めてても感じたのが【ジョーカー】の存在。
この試合でも、FC東京さんのピーター・ウカタ選手や前田遼一選手が投入されると、やっぱり怖い。
こーゆー存在が今のセレッソには不在なのは、今後を伺うにおいてネックとなるのかな?と。
残念ながら、この試合の交代カードって勝ってても・負けてても、恐らく同じ流れになるのでは?と考えますが
ソウザから大地
コータ・Mから関口クニ
曜一朗から澤上
色の違いも薄く、且つヒジョーに書き難いですが、残念ながら落ちる選手であることは確かかと。。。
こう考えると【清武弘嗣】の復帰が待たれますね。
どのタイミングで戻ってこれるか?はたまた今季中の復帰は見込み薄なのか?
もし復帰OKとなってもワタシは『違うアクセントとなれる【ジョーカー】』としての復帰を望みたいと思います。
この試合の翌日に、FC東京の篠田監督が解任されました。
監督の手腕云々はずっと見てたワケやないので判りませんが、暴れん坊大久保嘉人の覇気の無さを伺うと・・・
なんかチームとして問題抱えてたのかな?と推測してしまいます。
FC東京さんの監督を辿ると、ポポヴィッチとか大熊アニーに辿り着くんですよね。。。
何となく背筋が寒い感じを受けます。
今季のセレッソはユン監督の元、絶好調ではありますが、そもそもクラブとして戦う上での【基本ベース】のないクラブ。
ひとたび少しのズレが生じると・・・『ヨソ事やないよな。。。』なんて。
ビミョーにフクザツな心境ですね。。。