大阪からマリーンズを応援し、地元でセレッソを応援するおっさんのブログ

NPBはMarines、JリーグはCerezoを応援する、おっさんのブログ。娯楽もちょこちょこ書いてみます

《セレッソ》「小菊さんだから大丈夫」の違和感(再編集)

先日のvs川崎フロンターレ戦後のアップでも

かなり触れましたが、

ワタシ個人が覚える【強烈な違和感】

『根拠』の部分を書きたいなと。

 

率直な感想は、

クルピがダメ過ぎてしたんで

アトは誰がやっても、フツーの近代サッカーの

モダンを実践するヒトなら、誰でも良く映る。

 

小菊さんって人選は、セレッソ大阪的にも

指導者ってカテゴリーでクラブで育った人材。

プロ経験なくJ1リーグの監督就任って話題性も

相まって面白い人材・人選だと。

 

そんで目先の現実を眺めると、

ユンさん⇒ロティーナと繋いだ4年間、

セレッソの歴史を紐解いても

輝かしい時であったかと。

そこのテイストを十分に熟知している意味で

シーズン途中の監督交代としては

最適な人材だったと思います。

 

けどこの人材を監督として登用し

来季以降も!!!という話題に対し、

楽観的に諸手上げて喜んでいるような雰囲気。

それはサポだけじゃなく、現場の選手も。

 

この夏にセレッソに復帰した乾貴士

復帰を選択した一因に「小菊アニキ」の存在が

影響しているとのコト。

 

 

ワタシがずっと懸念しているのがこの

「小菊アニキ」って位置づけ。

「小菊アニキだから大丈夫」みたいなの。

根拠なく【大丈夫】としてしまう様な雰囲気。

 

これですね、ワタシ過去に経験あるんです。

千葉ロッテマリーンズの監督交代劇で。

 

1996年の江尻監督就任決定から

春季キャンプ終りまでの雰囲気と、

今のセレッソ大阪の雰囲気が

凄く被るんです。

 

マリーンズの経緯でありますが、

前年度の監督はボビーバレンタインが

始めてNPBで指揮を執ったシーズン。

出足遅れて、毎度の最下位フラグが立ちながら

シーズン途中から猛追し

最終的には「がんばろう神戸」を合言葉に

奮闘したオリックス・ブルーウェーブについで

2位でシーズン終了するも・・・

当時GMの広岡達郎氏とボビーの権力争いが

表面化し、結果ボビーが退任し、

このシーズン、ヘッドコーチで

チームを支えた江尻氏が翌年の監督に。

 

この江尻監督の就任が決まった途端に

「前年の猛追は江尻さんが選手のメンタルケアを

積極的に行い、信頼得たから」

「本当はボビーと選手は溝があったが

江尻さんがそこを旨くカバーした」

「だから来季は江尻体制で優勝を狙う」

なんてことがさも『優勝争いありき』で

報じられ、キャンプが始まり

選手のインタビューを拾っても、

「今季は優勝、だって監督が江尻さんだから」

みたいな声が沢山ありましたが、結局は・・・

ずっと安定のBクラスで5位フィニッシュ。

体調不良もあってですがたった1年で退任。。。

 

そんな経過をファン目線で見ているダケに

今のセレッソが「小菊アニキ」で

諸手上げて歓喜してる。はオーバーですが

『これで来季は上位争い!!!』って

雰囲気は凄くキケンだと。

 

 

しろーとながらにJリーグを眺めている感想。

メンタルケア系の監督は

1シーズン善戦しても善戦止まり。

良くてACL出場圏内止まり。

それで翌年はACLとリーグの並行で

チームはズタボロ。。。みたいな。

 

小菊さんはその辺を踏まえてか?

就任以降、積極的にターンオーバーした様に

毎試合メンバー替えて挑んでいますが・・・

途中就任てトコを差引しても、、、

上位との対戦では完膚なきまで叩かれて敗戦。

なんも爪痕残せずに敗戦してあたり。

 

メンタルケア系監督の限界なんかなと。

 

そこに輪をかけての

セレッソファミリー』って掛け声の

暖かさと甘さの加減。

今は確実に【甘さ】が凌駕してるかな・・・

 

ここに厳しさとかプロ的なドライな面とか。

 

外様はズバっと行きますが、

生え抜きにはユルユル。

 

ワタシの今の小菊監督評価としては

フォルラン獲得してガタガタしたシーズンの

途中ちょっと監督してたペッツァイオリと同等。

そんなイメージ。

 

今の雰囲気からワタシはとても×2

「来季は大丈夫」

なんて微塵も思えず

むしろ

『この根拠のない楽観視した雰囲気は

【降格】を呼び込む』と予想しています。

 

どーもJリーグの残り2節は捨て

天皇杯に照準を絞った感じですね。

 

相手さんがどんな位置づけで

対戦してくれるかですが、

すでにJリーグ終了後のゲーム。

今季シッカリと戦術を刷り込み

メンタルだけでプレーしてた選手を粛清し

論理的にゲームを組み立てることしてる

浦和レッズさんに、今のセレッソ大阪

勝てる因子、ワタシは見えないですね。

 

Jリーグの残り2節

 

ホーム最終のグランパス戦、

まだ上位進出を狙う位置のグランパスさんと

消化試合モードのセレッソ大阪

ルヴァン決勝戦みたいなゲームになるのかな?

 

そんで最終戦エスパルス戦。

シーズン序盤の予想では

ティーナ戦術の集大成での対戦で

森島・梶野のアホさ加減を魅せつけてくれると

予想も期待もしていましたが・・・

まさかのロティーナ解任劇。。。

ワタシの感想は、ロティーナよりも

ティーナのサッカーを体現できる素材が

全く足りていなかった。

片山瑛ちゃんだけではダメだった。。。

今週末37節終えての順位次第かな?

まだ降格争いしてるのか、脱してるのか?

降格争いしてたならチーム間の温度差デカい

ゲームになるやろし、

残留が決まっていたらユルユルのゲーム?

 

 

ともかくセレッソ大阪に必要なのは

【厳しく・冷静な視線】

 

森島社長の進退を含めて

企業としてのあるべき姿。

 

いつまでも【お友達】であることを

『美徳』と錯覚した視点。

もう脱却しないといけませんね。