勿論ポジティブなエントリーではございません。
この結果はたぶん昨年シーズン最終から予想できたことなんでしょうな?
なんとか3位にしがみついて出場権得たクライマックス。
9月もヘロヘロでしたもんね。ボクシングでいうとすでに昨年のオールスター明けくらいから体力奪う軽いボディーやレバーにブロー打たれてたんでしょうな。
そんでCSではホークス相手に手も足も出ない試合でアッサリと敗戦。
この時のチーム状況としてはすでに3位のチームのチカラは無かったと思います。
ここで1回目のダウンを奪われます。
そんでオフにはデスパイネの流出。次のラウンドで眼の上カットして視界が狭くなる状態かな?
そんな状態であっても根拠のない根性論で凌ごうと考えます。
言い換えれば『お金がない』ということで無いなりの工夫をしたか否かの安易な安モン買いで数だけ揃えて『品数揃えたつもり』の補強でキャンプに突入。
オフの最大の補強コストをドラフト以外で投じたのはジミー・パラデス。
安モンになれた目での目利きなんてこんなもん。安物ばっか眺めてると本物と安物の見分けがつかない品定めで、いつもより奮発したから「よかろう」って感じやったんやないかな?
前半戦最後の10試合連続ヒットのパラデスですが、なんか状態上がってるのはビックリですね。
開幕からは奥行き・高低のフォーカスがズレまくったバッティングしてましたが、最近は奥行きのフォーカスは合ってきた印象。高低のフォーカスはまだアレですが、低打率チームで.250/HR7本やったら逞しく映ります。これも良い物眺めてないニンゲンの目利きですね。
まぁパラデスの状態が上がったとは言え、これが獲得時に想定した環境での成績か?といえばそうではなく、守備に目をつぶってDH専門で獲得した選手がファースト就いてる時点で見誤ってるってことやし、想定外のウィリー・モーのお買い上げで、パラデスとSETにしたら『中々いーんじゃない』的な、100円ショップでグッズ買いあさってきて便利グッズ作ってみましたぁ~的な活躍の兆しなのかと思ってます。
パラデス個人のバッティングが上がってるのはイイんですよ。問題なのはフロントの想定力と眼力の方です。
こんな感じでボディーブローが利いてる上に1回ダウンを奪われながらも、根性論でラウンドを進めていると、OP戦首位とかいう結果が。
まぁ中身見てても投手陣のピークがOP戦にあったのか?って感じで打線はすでに機能なんてしてない状態。
まぁそうですね、手数打たされて反撃してたようには見えますが、実際は打たされてたダケで相手はずっとガードしてるのでダメージなかった感じですね。
そんでこんな錯覚を持ったままでシーズンインした結果、相手がラッシュかけてきて手も足も出ずにダウン奪われて・・・って感じが今やないかな?
シーズンにKO負けやリタイヤはないので、粛々とシーズン終了まで試合は続きます。
ワタシ、このチーム状態はヒジョーにマズいと考えてます。
『そんなモンわかってるわっ』って突っ込まれるでしょうが、来季、その次の年で復調するようなシロモンでないよーな気がして仕方ありません。
現有戦力を揃えるところで既に問題が生じており、その影響が顕在化したのが今年なのかと・・・
まずはドラフト。マリーンズドラフトのベースは大学・社会人からの【即戦力】重視かつ【投手】に異常に偏ったドラフトを毎年の様に続けております。
伊東監督が就任したことで【捕手】は満遍なく指名していますが、これは監督のリクエストに応えているだけでフロント方針ではないと見ますので、今季成績だと退任が既定路線になりそうなので、伊東さんが退任したらまた【投手オンリー】なドラフトすると想像しております。
そんでその『即戦力偏重』のドラフトが上手くいっておればいーのですが、ゼンゼン上手くいってない。
今季でいえば佐々木・酒居なんかは安定して1軍におらんとマリーンズの方針ではアカン投手。
それが機能してない時点で構想が崩れてるのです。下位指名の有吉が疲れながらも1軍で頑張っておりますが、これは構想からしたら「想定外」なワケであって、成功ではないんですよね。
その投手偏重ドラフトは野手陣にも影響して参ります。
今のスタメンを眺めてても「掴み取った」スタメン選手って角中以外に誰が思い浮かぶかな?
大地キャプテンは上位指名っていうことと『即戦力』って構想が上手くリンクした選手かな?
それ以外わ・・・なぁ~んか、なんとなぁ~く座ってる感じかな?
三木亮がショートのポジションを掴み切るがどうかですね?
ファン的には掴んで欲しいですが、恐らく交代になると思われる来季監督。どんな人が来るかによりますが、マリーンズほとんど見てない人なんかを招聘すると、カンタンに外しそうな予感。
それは何故か?と言いますと・・・
起用されることでバッシングを受ける、ネタ系選手のニホイがしつつある中村奨吾。
ダフィーが獲得時の構想通りの働きや打率3割とか、HR10本以上打ってる同じポジションの選手が居ながらも今の起用してたら「なんでやねんっ」ですが、今のメンツだとワタシは奨吾が起用されるのは仕方ないと見ております。
それはナゼか?と言いますと、奨吾はドラフト1位なんです。他の選手と比べても、獲得時の初期投資の金額が倍・倍以上違うのです。
なので今の奨吾やったら起用優先されるのはフツーのコトなんです。
それは平沢にも同じことが言えると思います。
今季開幕から1軍にいましたが、身体のセンや技術的にも1軍レベルには無かったのをムリクリ引っ張ってた気がしております。
これが、開幕直後から好調なスタートを切れるホークスみたいなチームなら「育成枠」として起用は出来たと思いますが、開幕即崩壊したチームでそれは出来ません。且つ現在では見込み薄な選手を負け続けてる状態で起用し続けても、それは成長には繋がりません。
チームがこの状態なので、球団系SNSのカキコ拝見してたら「来季を見据え若手を使え」なんての見ますが、ワタシは基本反対。
今季の平沢みたいな起用法で選手はゼッタイに成長しません。
まして勝ててないチームやから尚更。
暗黒期のロッテはそんなことしてました。けど誰一人として大勢した記憶がありません。
その一例ですが、現打撃コーチの山下なんかはそうやったんとちゃうかな?
打てもせんのに【ベンチの期待】だけでスタメンに名を連ねてましたモンね。
結局ポジション掴めないまま現役引退し、それ以降ずっとか?どんな成果実績あるのか不明なまま、スカウトしたりコーチしたりして未だに球団にしがみついてますよね?
借金30は1991年以来とかいう記事見たので、当時のオーダーを調べてみましたが・・・
開幕から5月末までセカンド堀幸一、レフト山下徳人ってオーダーですやんっ( ゚Д゚)
なんの因果なんでしょうね?まぁこの当時のワタシの記憶としては、上川からポジション奪った堀幸一と、期待だけで前年それなりに起用されて、それなりの成績やったから、開幕からレギュラー期待され起用されたが賞味期限切れてしもて平井と入れ替えされ、その平井が規定打席ギリギリで首位打者獲った年なんですね。
ポジション・打順固定出場は西村徳文に愛甲猛ですね?堀はチーム事情でコロコロ打順が変わってます。
初芝清もスタメン続けてますが、打順はそれなりに代わってます。
それと先発陣が揃って10敗以上してますね。。。
小宮山 10勝16敗
前田 8勝11敗2S
園川 5勝11敗1S
当時は先発の替えも利かない時代やったので、負けても×2ローテで投げなアカンかった時代です。
この当時って『ロッテなら指名拒否』がフツーの時代。なので相当消極的なドラフトしてましたね。
前田なんか、ようソコ指名したな?って衝撃受けた時代です。
こーやって比較してみると・・・
当時と雰囲気が似てるんですよね。
凋落のダメ押ししたのが主砲の流出ってトコから。。。
そーやなぁ~稲尾さんが監督した2年目までは首位とビックリするほどのゲーム差あったけど2位でした。
当時のライオンズの強さは異次元の強さでした。パ・リーグが『1強5弱』の時代。
そのライオンズの正捕手が伊東監督。監督も「勝って当たり前」の現役送ってるから、今のマリーンズみたいになった時の対処法に触れたこと皆無やろし、チームのコントロールが難しいんでしょうね?
暗黒期突入の【ダメ押し】は『世紀のトレード』と言われた、主砲 落合博満とドラゴンズ牛島・上川・平沼・桑田との1vs4のトレードで4番が抜けたトコに3番DHレロン・リーの年齢から来る衰えが相重なり、且つ「バリバリのメジャーリーガー」と鳴り物入りで入団したビル・マドロックが、どーにも使えないシロモノであったって時代。
有藤が現役引退即監督就任した1年目と。
そっからは約10年、淡々と5位・最下位を往来してる時代と。。。
95年にボビー就任で劇的変化が起こりましたが、広岡GMとの確執で1年で退任。
メジャーリーグのストライキのカンケーでボビーがフランコ連れてこれたのが大きかったですね。
それと先発陣が揃って覚醒したのがこの年。
それと千葉移転前からかな?昭夫オーナー代行がチーム見るようになり、それまでただ『球団所有してるだけ』から『球団経営する』とした辺りでドラフト指名した選手が登場し始めた頃かな?
この年だけ2位となりましたが・・・翌年からは元の下位争いのロッテとなり、2005年の歓喜まで10年。。。
20年かかってるんですね。。。
こー考えると、現状って凄くマズいですね。
後半戦の展望わ。。。
ワタシの希望としては、オーダーあんまイジらんことかな?
イジったトコであんま変わらんしね。
上にも書いた通り、1軍⇔ファームの選手入れ替えも、1軍から落とす選手と2軍から昇格させる選手の状態が「昇格させる選手の方が上」やって初めて入れ替えした方がいいでしょうね。
昇格させても使うアテないんやったら、香月とか脇本とかの高卒入団組は昇格させるべきではないでしょうね。
投手においてもホンマにファームの登板で【1軍で通用するボール】を投げれて初めて昇格。
ファームの成績ほどアテにならない成績はないので『数字』よりも【内容重視】ってトコですね。
触れ難いことにあえて触れますが、これが一番重要だとワタシ考えてることですが、
ロッテが今後もマリーンズを所有し続けることに企業として責任が持てるか否かです。
現在のマリーンズがあるのは、昭夫オーナー代行がいてそこのマリーンズやとワタシは考えています。
この人が球団経営に参画したから、千葉移転も、失敗したとは云え、1995年の広岡GM体制の実施、最近ではトレード放出したサブローのFA買戻しとか。積極的に球団経営する球団になったのは昭夫オーナー代行あってのことやとワタシは思います。
昭和44年ですか?東京オリオンズが立ち行かなくなった時に永田オーナーから打診されて球団買い取っただけのロッテという企業が、時代が違えどイメージとして同じスタンスで現在のマリーンズがあるのなら、もう手放してくれて良いと考えてます。
これまでオリオンズ⇒マリーンズを長年に渡り所有して頂いたことは感謝しています。
パ・リーグでは最古参のオーナー企業がロッテであることを考えると、その功績はNPB全体としても非常に大きいことだとワタシは考えています。
ただ現在のロッテ企業はさまざまな問題を抱えており、且つ実質的オーナーの権力が日本では奮い難い状況、かつ企業会長としての大きな立場が日本にないこと。
一番、チームのことを考えて指揮権限を持った方が、現在はその権限を企業の事情やなんやで揮えないままであるのなら、マリーンズは今季限りで手放して頂きたいと考える様になっています。
ワタシは【千葉ロッテマリーンズ】やから応援してるんやなく、球団のルーツが【毎日オリオンズ】にあるチームやから応援しています。
だからどこに行くとかは、ワタシにとっては関係ありません。
ただ、この状態でオーナー企業が球団を所有してるだけ、云わば『宙ぶらりん』なままで放置されることは非常に困る。
この状態が変わらない限りは、何の努力も工夫もなく、流れに乗って深い暗黒時代に突入する気がして仕方ありません。