大阪からマリーンズを応援し、地元でセレッソを応援するおっさんのブログ

NPBはMarines、JリーグはCerezoを応援する、おっさんのブログ。娯楽もちょこちょこ書いてみます

《少年サッカー》「サッカーが好きだろう」ってコトバの違和感

2018年ワールドカップロシア大会はフランスの優勝で幕を閉じました。

「安全なワールドカップ」とされていましたが、決勝戦のピッチに

乱入者が発生するハプニングが発生。

どーも「良好」をアピールしたロシア国政への不満が主因な雰囲気。

まぁ、色々抱えてる国であることは承知していましたが、、、

「やっぱりな」って印象ですね。

 

今大会でもニッポン国内で「世界との差」が色々と論議されてます。

そん中で「若年層からの底上げ」みたいな風潮も感じられ

ワタシ自身が知り得る【少年サッカー指導者】なる人々って

一般企業の監督者では「あり得ない」振る舞いの数々で

「監督」「コーチ」と崇められ、逆上せ上がってる

【無責任者集団】だと評価してるので全くなにも望んでいませんが

世間の風潮の受け売りで何も学習せずにトレンドっぽいことを

短絡的に導入することだけは避けて欲しいと切に願っております。

 

そのワタシがこの【無責任集団】がよく吐く言葉の

「サッカーが好きだろ?」ってコトバの違和感です。

 

まぁ、このコトバの語源って、恐らくですが

キャプテン翼

のフレーズの引用ですよね?

翼くんのお家に居候してたブラジル人ロベルト本郷のセリフの代用。

そもそも「ブラジル人はサッカーが好き」という感覚を

日本人が「ブラジル人感覚で理解しているか?」ってこと。

ワタシこの「サッカーが好きだろ」ってロベルト本郷のセリフは

あくまでも【漫画の世界の脚本】の一部。

それは全くを持って否定しませんが、

【少年サッカー指導者と言われる無責任集団】が

テメー達都合で子供たちを時として『恫喝するかの如く』

使うことに、もの凄く違和感を覚えます。

 

ワタシの知り得る『ブラジル人感覚』の

【サッカーが好き】の主因は

ブラジルが世界でトップを張れるモノだという自尊心。

サッカーであったりバレーボールは世界トップクラス。

それが国民の誇りなのです。なので『スキ』なのであって

日本人的は【感性】や【嗜好】のスキとは大きく異なります。

これはワタシ自身が30年弱ブラジル人の方々と仕事をしている中から

休憩時間や時には仕事後にちょっとイッパイで交流している中で

多くの方の触れ合った中で培ったモノから感じ取ったコトです。

 

 「好き」とかいうのは、人に押し付けられるコトなのかな?

「好き」ってのは『自身の感覚』で【感じる】コトと違うのか?

例えば異性に好意を持つ瞬間って『自身の感覚』じゃない?

それを誰かに「アイツのこと好きやろ?」と言われた時、

好意のない人を指されると、誤解されるのは困るから『違う』

と表現し、それが確信であっても、日々隠しているから『違う』

と口先だけで表現する。

要は『好き』であることは【感性】であって、

人に押し付けられることではナイってことです。

 

このワールドカップ出場の世界の名だたるスーパースターの

自伝が紹介されるコラムを多数拝見しましたが、、、

ブラジルの某選手は麻薬マフィアのアジトが潜むスラムで育ち

日々命の危険と隣り合わせ、成人に近づくにつれ、

悪い誘いに身を委ねるか、サッカー選手として大成する道を

選ぶのか?の岐路に立ち、ごく一部の成功者だけが

サッカーで親・親族の生活を支える存在となり

その様な土地で生活する者の希望となる。

とか

この国の代表として出場するが、本来は別国で生まれ育ちながらも

度重なる内戦から、家族全員での亡命を決意し、逃げ延びたのが

その国であり、その国でも「亡命者」としての差別を受けながらも

家族の安定した生活を掴む手段として行ったサッカーで大成し

今日に至るとか。

 

大会中にも禁止されてるゴール後の意図的な

「政治的パフォーマンス」もしかり、

 

そんで本日拝読したコラムでは、隣国である韓国の

スーパースターFWが、なんと8月半ばに開催される

アジア大会の代表メンバー入りしてるとか?

その理由の推測たるや、隣国韓国には未だ存在する徴兵制度。

なんらかの大会で好成績を残していると恩赦から徴兵期間が

1ヶ月未満に短縮されるが、それがなければ28歳?までに

2年間の徴兵に就かなければならないらしく

その恩赦を得るためには何らかの実績を必要とし

彼も年齢的にこの大会で恩赦相当の成績を残し

2年間の徴兵を避けたい意図での選出としていました。

 

これってホント一部の記事です。

 

ね、これ知って、短絡的に

『キミたちはサッカーが好きだからサッカーしてるんだろ?』

って言えますか?

みんな【人生賭けて】やってるんです。

それもほぼ自分のみならず家族・親戚の。

 

それこそ道楽ってか『子供の習い事』でサッカーしてる

国の方が極めて稀じゃないのかな?

 

そりゃ中には『サッカーが大好き』でやってる子もいます。

でも大半は『どっちかゆーたら、親にやらされてるかな?』

じゃないのかな?

 

最近は、サッカー業界の「サッカー好きだろ?」に倣ったよーに

野球界でもそんなコトいうよーになりつつありますね?

アレも正直『どうよ?』って思います。

 

昨日昼からTV眺めてて落合博満さんが出演してて

面白い、興味深いハナシを色々されていた中で

「アタシは野球好きじゃないです。これしか出来ないからやってました」

「でもやるからには1番取りたかった。あくまで職業です」

とキッパリと言っておりました。

また現ヤクルトスワローズコーチの宮本慎也の引退会見のフレーズ

「う~ん。好きで始めた野球なんやけど、

プロになった瞬間に仕事になって・・・

よく最近”楽しむ”ってゆーんですけど、

僕は1回も楽しんだことはない。

仕事として、真剣に向き合って、19年間、

やってこられたところが誇りですね」と

そうなんですよ、こーゆー考え方の方が凄くフツーで

「スキと楽しむは違うよね?」と疑問を呈してくれております。

 

『好きだろ?』は押し付けたらアカンですね。

『楽しむ』にはどうするべきか?

大人の立場の『スキ』と、子供の立場の『スキ』はゼッタイに違う。

自分も子供の頃は全国大会目指し、あと1歩で全国届かなかった

水泳少年でしたが、水泳を『スキ』と思えるのは、

学校水泳の授業で『模範試演』する時、当時は1クラス50人弱の

6、7クラスあった時代、プールサイドを生徒が埋め尽くす中

一人だけ泳いでみせるって【その瞬間だけ】はスキになれましたが、

それ以外の時間は、ホンマにイヤでしかなかったですね。

なので底辺層のサッカークラブのやってる連中で

「サッカー大好き」って言ってる子供を観てると

『うらやましい』のと

『今よりレベルに高いトコで同じこと思える?』

ってのと同時に思います。

殆どのニンゲンは楽なことが「好き」であって

しんどいことは「イヤ」なのです。

なので『サッカー大好き』ってコトバは

正直、本人のレベルより低いトコでは楽しいんやろなーって。 

 

それは大人の『スキ』ってのも、どーゆーコトなんかな?って。

自分に当て嵌めて考えると、野球もサッカーもスキな理由は

『なにが起きても、自身に全く責任がないこと』

これが理由と違うかな?

観ることがスキなのは、こーゆートコでグダグダ書いてるのがソレですし

する方も、草野球は相当長いことやってます。

高校1年から23・24歳までは近所のパパさんソフトチームで

プレーしてましたし、

22・23からかな?草野球も始め、最近は仕事と家庭との

両立が精一杯でご無沙汰にしてたら、今度は自身の狭心症

現在スポーツはドクターストップかけられてますが・・・

サッカーもやってみたいです。理由は「好きやから」

 

結局は『ナンの責任もノルマもないから好き』って言い切れるのです。

 

みんながみんなサッカーで生計立てるワケじゃないのです。

ハッキリ言って、彼等指導者と言われる方々は

『なぜ、今、それをしてるのですか?』って。

 

それ考えたら、もうちょっと『大人として』

賢くないといけないと感じます。

 

そんな人たちが無責任に好きとかどうとか説いたらアカン

こんな感性コントロールまでしてしまうから

日本サッカー界には久しく【怪物】が出現しない因子じゃないかな?

 

スピンオフの悩みです。

ウチの長男も足首骨折は癒え、現在は週1の

歩行・ランニングのリハビリ中で、まだサッカーボールを

蹴ること病院からSTOPされていますが、

ヨメが一昨日、ふと振ってきたのですが、

『完治したらホンマにサッカーチームに復帰させる?』って。

 

カミさんの理由は、

【クラブの曖昧な運営方針や救護者発生時の放置】

「子供を預けるリスク」を非常に心配しています。

 

結構な頻度で退部時の会費徴収・返金でトラブル起こしてます。

特にこのクラブは幼稚園正課体育指導員が

幼稚園クラスを指導し、そっから小学生になった時に

エレベーター的に入団するクラブ。

お金のトラブルは幼稚園クラスで頻発しており

 

それを敬遠し、少しでも子供がイヤ気さすと

タイミング見計らって退会する園児が続出してるらしいです。

おにーちゃん世代はそんなハナシほとんどなかったそうですが

おとーくん世代は凄い人数が退会しており、来年度の1年生部員が

少なすぎて「入会費up」を示唆してるらしいです。

 

それってクラブ側の経営努力の話題なのですが、それを入部希望者側に

押し付けるあたりが経営者としての資質がありません。

なのでヨメは疑問視してます。ワタシはアホやと考えています。

 

救護者発生時の処置も、ウチのチームは酷いです。

送迎は父兄が交代で配車します。

その際にでも、時折車酔いして嘔吐する子がいるんですよね。

それを試合会場到着して連絡しても「あっそう」でスルーします。

そんで、この季節は時として【熱中症】で倒れる子も発生しますが

対策は、試合前の事前連絡で「氷もってきて下さい」でおしまし。

処置は完全に父兄任せで、病院運ぶ判断もなんも父兄任せ。

費用だけはクラブが加入してる保険であと払い。

これで監督にコーチが2人。

このコーチのウチの1人も、元々このクラブの卒団生らしいが

鍼灸師目指すも挫折して、流れ着いた様にここでコーチのプロしてるけど

若いのにプレーみせる訳でなく我鳴ってるだけ。

Facebookとかのコメントだけはいっぱし書いてるが

『コイツ世間舐めとるな』って印象しかなく、

指導中のスマホいじりは常習犯。

なんどとなく、各学年層の保護者よりクレームついているみたいですが

経営者の監督は「指導します」というものの

改善する気配なし。ボランティアクラブやありません。

監督は、なんでもその地域の少年サッカー連盟の理事らしいが

片腹痛いです。

 

ワタシもずっと悩んでいました。

ここでずっと指導者の体制批判続けて感じていることですが

『サッカー指導業界は、業界自身が急速に成長しすぎ、

新規参入が容易なコトの弊害で、実体的に業界全体の

レベルが相当低い』と。

クラブの乱立から、どこもしんどいが、業界内での競争せずに

クラブ同士が馴れ合ってる感がもの凄く強いです。

 

そんなトコに子供を預けるリスクを改めて感じているので

クチにはしてなかったが、カミさんから振られた時

ドキっとしました。

疑問視することは異なれど、お互いの想うこと

『言われると、確かにそうやよね』ってので。

 

サッカーをとりまく環境って急速に進み

少年野球チームを片っ端から廃部に追いやるほどの勢いです。

が、

サッカー業界を良く見せようとする「誇張広告」の多い

業界でもあるのかも知れません。

 

綺麗なトコだけ取り上げて扱い

夢だけ追い求める

 

そんな環境は変わらないといけないですね。

この業界は。