下書きがスパム判定受けてまして・・・やっとこ投稿となりましたが、本文は作成時のままです。
昨年までの渡辺監督の後を引き継いだ伊原氏。就任会見時の『ライオンズは常に勝たなければいけない』ってコトバは、1980年代から常勝軍団で有り続けた西武ライオンズを知っている、作り上げ・保ち続けるチカラとなった人の言葉と解釈したので、イヤな記憶が甦りました。
ライオンズがずっと強い時代ってめっちゃ長かったですモンね。
伊原氏がこの前にライオンズ監督してた2000年前半に、千葉まで遠征行った時に観戦した試合なんて、完全に【質の差】を突きつけられ、めっちゃヘコんでホテルまで帰った記憶が今も強く残ってます。
その辺りからかな?ワタシの野球の見方が変わってきたのって?
ワタシが中学校ん時やったと記憶しますが、今でも語り草となっている、日本シリーズvsジャイアンツ戦での1塁走者がセンター前HITでホーム生還させた作戦。
クロマティーの緩慢守備を見抜き【秘策】としてとっておき、最終戦で封印を説いた伝説の作戦。
あーゆートコの戦術眼ってのは、この方の凄いトコでしょうね。
我がマリーンズの監督である伊東さんも現役時代は常勝ライオンズの扇の要として活躍した選手。
昨年のクラシックシリーズ?でナゼかマリーンズはその当時のオールドユニフォームをチョイスし、伊東監督から『当時、負ける気がしなかった』ってダメ出し食らった時代のヤツ。
ワタシもその暗黒時代を強く記憶してる世代なんで、伊東監督と同意見であり、あのユニフォームは見たくなかったです。
今でも常勝ライオンズ時代の選手が監督としてウチの伊東さんにホークスの秋山さんが。
コーチとしても辻さんやモリシゲさん。モリシゲさんは常勝の入り口くらいまでの選手やったかな?
常勝期を知る控え選手でも、大塚こーちゃんや他にもマジメに調べればケッコーな数のコーチがいるんやないですかね?
それ位【勝つ為の教育】が染み付いていたチームだったんでしょうね?
今年はめっきりマリーンズ戦も観る機会が減り、元々ワタシ自身の見方としては、9月になるかならんかまでの時期は順位は見ずに貯金・借金がいくらあるか?って見方しかしないので、ヨソのチームの順位はアタマ入ってないのでコノ時期に休養、実質の辞任発表にはやや驚いております。
このニュースを最初に聞いた時は・・・
ぶっちゃけたハナシ、ワタシはこの伊原ってヒトの言動は【大嫌い】なタイプの方ですし、今季もウチに来た涌井のコトをクサしたりもあったので『なぁ~んや,無様やのぉ~』って感覚しかなかったですね。
今回のエントリーですが、嫌いなヒトを徹底的に叩くために立ち上げたワケやなく、現在のワタシの実生活からも感じていることと、伊原さんの休養会見で発言されているコトに対して【ワタシ目線】で考察したいと思います。
ワタシの率直な印象は、色んな意味で【時代が進んでいることを認められなかったんちゃうかな?】と推測しております。
いくら卓越した戦術眼があり、常勝ライオンズを支えた名参謀であったとしても、今の選手にその風格を漂わせてもホンマに理解出来てた選手っておったんやろか?
コーチ陣の顔ぶれをザクっと確認すると、常勝時の選手が見受けられますが、そのヒト達が今現在の立場で伊原さんにどれ程の【忠誠心】を持っていたのかな?って。
決定的にこのヒトに足りなかったのは【ヒトをひきつける】チカラ。
これは持って生まれたものが相当大きいと思うので仕方のナイ部分はありますが・・・
戦力面でも今と昔では相当違いますからね。
断っておきますが、今の戦力が悪いという意味ではなく、当時は完全に他球団を圧倒してたって意味で。
スカウト力も金銭面でも。
それはドラフト戦略での幾つかの出来事。
秋山・伊東の入団経緯や工藤の怪しい入団経緯。
常にレギュラーを脅かす選手の獲得。
海外留学を含む選手育成。
どれをとっても他を圧倒していました。
正直、当時はルールの抜け道で見た目に『汚いな』って思うこと沢山してたと思います。
どっこも大なり小なりはやってたみたいですが、そのウラにある資金力は、所有企業の当時の姿と今では大きく異なります。
また、それに理解を示されていたオーナーさんもその後・・・色々ありましたからね。
そんなトコでも、かつての栄光の時代と【今】を推し量ることがあまり出来てなかったんじゃないかな?って。
現在の選手達の【世代感】を読み違えたなぁ~と推測しています。
会見では『自分の息子・娘と同じ世代』と言っておられますが、大半は『子供と孫の間の世代』であるので、現在の選手達の【世代感】も読み違えていたよーに感じます。
それはサッカー選手と比べればいいと判断しますが、サッカーの上下感覚と野球の上下感覚の違い。
ワタシが思うに、それまでの『野球における上下意識に一石投じられつつある世代』に対し、戦後教育世代と思われる伊原さんの【価値観】には大きなギャップがあったことを、伊原さん自身が認識されていなかったんじゃないかな?と推測してます。
伊原さん年代の『息子・娘』の世代はまだ【戦後教育のなごり】で成長した時代。たぶんワタシ達世代やと思います。
ワタシの同級生は小久保侍ジャパン監督や前田智さんになります。
ワタシはコノ辺を実生活にて凄く感じていることなんですが・・・
ウチのカミさんはワタシより10歳下です。親はワタシの親よりカミさんの親は10以上上で、義父は太平洋戦争の終戦前、学徒動員に向けた訓練中に終戦を迎えた世代の子でありますが、カミさんはワタシが受けた教育観を真っ向から否定してきます。
子供の頃も学校生活のハナシをしてても・・・やっぱゼンゼン違います。
会社生活においても【ゆとり世代】って言われる世代が今のNPBでは平均年齢の世代やと思います。
価値観が違うから同じ言葉を聴いても受け止め方・解釈が『えっ?』ってケースが多々あります。
そこのギャップを伊原さん自身が埋める事、出来てなかったんじゃないかな?
どこかの記事にて【上意下達の方針は、あきらかに選手との距離が遠くなりチームに一体感が生まれなかった】と書いている記事を目にしました。
【上意下達】カンタンに書くと『トップダウン』でコトが周る時代ではないんですよね。
それが周るのは物凄い威厳もった社長の居る中小企業やひとつのモノを信じてやまない団体やったアレですが。。。
とにかく限られているとワタシは考えております。
そこを読み切れなかったのか?わかっているけど『それは違う』と己の道を走ってしまったのか?
ウチの会社にもコノ世代の方が色んな立場で残っておられますが、今の時代感を受け入れてるのは現場で汗かかれ苦労された方。
ワケのわからん称号ついて、なにしてるかわからんのにエラそーに残ってるヒトは今でも『ワシ達の時代わぁ~』と武勇伝語る。
伊原さんの性格から推測するに・・・後者の方やったんとちゃうかなぁ~と・・・。
野球観は凄かったと思う。
コーチとして指導していた時代の選手が引退し、監督やコーチとして今でも多くNPBに在籍されてるのはそーゆーコトやと判断してます。
ただ多く残っている方のコトバから『伊原さんには世話になった』ってコトバをワタシは一度も聞いた事も見たこともありません。
10年程前やったかな?CS番組でカネさん・こーちゃん・渡辺前監督やったかな?3人で酒飲みながらずっと悪口ゆーてた番組は鮮明に覚えております。
『野球に対して厳しい』だけやったらまだアレやったけど、なにか【ヒトを見下す】よーな立ち振る舞いが乗っかってくるヒトってのは、中々めんどくさいですよね?
『野球の指導は出来たけど、指導者としての資質を決定的に欠いていた』
そんな感想です。
来年からは解説されるんでしょうね?
解説の際の物言いがどう変わってるかな?
このヒトの解説って常に『上から目線』で、聞いてると凄く不快でした。
今回のことを受け、少しは自身も改めてほしいな。
地盤沈下が進む野球界。『ニッポンらしい』野球を後世に繋げる意味ではこの人材は必要な人材やと思ってます。
ただ・・・人格が・・・