2018年 4月 1日 @ZOZOマリン
3回戦
千葉ロッテマリーンズ 5 - 4 東北楽天ゴールデンイーグルス
開幕戦は落としましたが、土・日連勝!!!
幸先の良いスタートを切ることが出来ました!!!
この試合ですが、相手先発が藤平投手の調整不足でいきなり1軍初登板が訪れガチガチの池田投手が先発やったり、
アマダー選手の打った瞬間「行った・・・」って打球が、マリンの風に押し戻され、フェンス際でボールが垂直落下しレフトフライで事なき得たり・・・
「ツイてた」って印象。
まぁ【運の実力のウチ】ではあるので、今は流れがマリーンズにあると思いますが、
ワタシ、やっぱ不安です。
といいますのが、今の脚を絡めた「積極的に前の塁を狙う野球」
確かに観てて面白い!!!
先制された直後の3回ウラの攻撃なんかは、今季の井口監督の志す野球が存分に出来たイニング。
オギタカがヒットで出塁し、けん制球がオギタカの脇に当たりボールがコーチャーズボックスを転々としているのを観て、すかさず2塁を陥れる走塁に、
藤岡裕がタイムリーで続き、「どうやって藤岡を進めるかな?」と考えてると、ワイルドピッチしてくれて進塁し、奨吾がライト前ヒットで出塁し、1・3塁。
そんでアジャの初球に奨吾がスチール成功!!!
OP戦でダブルスチールを何度も敢行してるので、捕手も2塁へ投げきれない。
【脚】で相手を揺さぶりまくります。
そして【脚】の揺さぶりがここでも功を奏し、アジャのバウンドの高いショートゴロを茂木選手がファンブルし、3塁走者の藤岡裕が生還し逆転に成功します。
こっから更にどう攻めるのか?注目していると、大地には送りバントのサイン。
1球目はファールしますが、3球目か?でシッカリと決め2・3塁に。
ここで相手投手が池田投手に代わり、菅野・福浦と左が続くことから左の濱矢投手にスイッチします。
そして菅野はしぶとく投手頭上をバウンドして超えるセンター前タイムリー
打球が勢いをなくしながらセンターに抜ける当たりだったので、2塁ランナーのアジャまでもが巨漢を揺らし生還します。
このアト、福浦センセーもフクメーターを進めるヒットで出塁しますが、今季まだ安打のない田村、イマイチ調子の上がらない加藤が打ち取られこのイニングを終了。
脚を絡め、脚でプレッシャーを与え、相手のミスを誘発する、ファン側からすると「凄く楽しい攻撃」で一挙4点を奪い逆転します。
で、ここから試合終了までですが、決勝点になったのは4回裏先頭の、これまたオギタカのレフトポール際に飛び込むソロHRが決勝点で勝利!!!
土曜日の試合を観てても感じたのですが、試合序盤は【脚を絡めた】攻撃で、チャンスメイクし得点に繋げますが、イニング中盤、5・6イニング以降の攻撃がなんか元気がなくなるんですよね?
このゲームも7回裏に先頭のアジャが腕っぷしのパワーでショート頭上を越えるヒットで出塁し、代走に三木亮を送り、大地がキッチリを送りを決め、菅野は冷静に四球を選んで1・2塁。
までは良かったのですが・・・
こっから先がなぁ~。。。
恐らく攻撃って、こっから始まるコトの方が多いと考えてます。
その多い展開で「どう脚を絡めて揺さぶる?」ってトコに今は方法が見えないので、ワタシは先が不安になっています。。。
特にランナーが投手を揺さぶる様なコト出来ない展開で、「ピッチャーvsバッター」の構図になった時。
福浦センセーもチーム事情でDH出場していますが、ストレートに対しての反応が常に遅れている感が否めず、多少本人も嫌がってる感をワタシは受け、結局この打席も最後にインコースにストレートをバシッと決められ見送り三振。
8,9番は今ゼンゼン当たってないので、容易に抑えられチェンジに。
8回裏も1アウト後、藤岡裕がヒットで出塁し、奨吾はセカンドゴロながらエンドランかかっていたので藤岡裕は進塁します。
ここなんかは先のランナーがアウトにならない良い攻撃。
で、三木亮に代わり代打ネモが登場!!!
結果は中途半端なスイングでセカンドゴロでチェンジです。。。
下位打線である、7・8・9番のバットが湿るのは、長いシーズン考えると仕方のないこと。
そこは承知なのですが、1番オギタカの出塁ありきで得点してるシーンしかないトコがワタシ不安なんですよね?
土曜日はアジャの2発に奨吾の1発ってのがありましたが、マリーンズ打線でずっと誰かがフェンスオーバー打つなんてコトはありえないこと。
なので他のバリエーションがないと、この野球がシーズン通じて通用するか?
と感じてしまいます。
「脚にスランプはない」といいますが、それは『走るスピード』のコトであって、そのスピードを活かすのは【判断力】
この判断力ですが、今は開幕すぐでコンディションも整ってるしするので、「アタマのキレ」は良いと思います。
これがシーズン続くと溜まる「疲労感」が【判断力】最初の一歩目に影響して来た際にどうなるのかな?って。
今は勢いもありポンポンと決まっていますが、疲れて来た時のことも今から想定してプレーして欲しいなぁ~と感じております。
そして最大の懸念事項は、今の攻撃を牽引する荻野貴司。
今季の活躍はルーキーイヤーを彷彿させる活躍です。
オギタカが躍動すると怖いのが『長期離脱となる故障発生』
シーズン通じての調子のヤマタニは仕方ないですが、故障による離脱だけないよーにケアしておいて欲しい。
これも凄く心配であります。
投手陣のコトにも触れますが、酒居の粘りのピッチング。
ですが、このピッチングは非常に試合が長くなります。
数字的にはまずまずですが、5回1/3で133球は多過ぎますし、毎回コレでは、後ろのピッチャーの負担が大きい。
解説の立川さんが言ってましたが「ウイニングショット」がなく「バランス」で組み立てる投手ゆえに仕方ないトコロはありますが、数字に内容が伴わないピッチングがOP戦から続いていますね。
今の感じやとローテ外れることはないでしょうが、翌日オフの日曜先発を崩すワケにはいかない感じが強いです。
6回に追い上げられ、7イニングからは有吉⇒シェッパーズ⇒内と繋ぐ
今季の「勝利の方程式」へ。
有吉についてワタシが気になったのは、ストレート投げる際の胸の開きがスライダーに比べ、やや早いのかな?と。
まぁ、こーいった辺りはコーチやスコアラーからも指摘あるでしょうから、すぐに改善すると思われます。
そんで8回のシェッパーズ。この試合のピッチングは良かった。
ポイントは「先頭打者を出さないこと」ですね。
先頭を歩かせると、クイック出来ないので足を使ってこられるとヤバいです。
この試合は2アウトから出塁許し、代走選手にカンタンにスチール決められましたが、あれがアウトカウントがない場面でヤラれると、単打が自動的に2塁打になり、且つ送りバント決められたら、一気に失点のピンチが広がります。
まだハツモノに近い状態なので、思わない軌道で来るボールや、カウント追い込まれてから「思わない」一球が低めにズバッと決まったりと相手の『想定外』が折り重なったことで抑えること出来ましたが、カードが一回り終わった以降、どうなってるか?に注目しております。
ワタシなりの不安要素を並べましたが、こうなるのは、ゆーても昨年のコトがあるから。
あれがなければ楽観視する部分もあったでしょうが、戦力が昨年とほぼ同等なので、不安の方が大きいです。
希望は井口監督の掲げる『意識改革』を選手がどれだけ継続してプレーに反映させ続けられるか。
結局プレーするのは選手です。
とはいいながらも開幕カード勝ち越しして貯金で次のカードに移れるってのは、良いスタートを切れたなって印象です。
火曜日からは京セラドームでバファローズと3連戦。
どっかのカードは現地で観戦したいなぁ~
できたらプレーボールから!!!