スコア
マリーンズ 4 - 2 ドラゴンズ
毎回登板毎に苦言ばかり書いていた俊介でしたが、
ここ数年でイチバン良かった!!!
と言ってしまうとオーバーかも知れませんが、苦言吐きながらも修正点は示してたつもりで、その修正点がキッチリ修正出来てた点が非常に良かったです。
修正点① : 投球フォーム
この試合はシッカリとテークバックした右腕が大きくというかキッチリとしなっており、左足がステップした時点でのカタチがマリン球団旗のペットマークの【かもめ】の姿になっており、非常に良い投げ方をしていたと思います。
そしてずっと『腰高』だったのも、コノ日は軸足にシッカリと体重乗せてからグッと腰が沈んでいたことも良かったです。
よってコノ日の投球フォームは【100点】でしたね。
修正点② : マウンド捌き
マウンド上から【アツい】モノを非常に感じましたが、ここ数試合の様な動揺した姿はありませんでした。
【アツい】だけでは無く、アツい中にも冷静さはシッカリとあり、2回オモテ大島選手のドン詰りの打球も一瞬右手で捕球に行きましたが、打球回転+大島選手の足を判断し、キャッチせずにファールにしたトコロにも冷静さを感じ、5回オモテの大島選手のライトフェンスダイレクトの打球処理を南が強肩一発でセカンドアウト!!!と思いきやテギュンの走塁妨害ってコトになった直後も冷静にピッチング出来てましたし、マウンド捌きの面でも100点だったと判断します。
全体的な内容としては、コノ日の強風アシストもあったとは判断しますが、GW中のファイターズ戦も同様の風がありながらも【風を味方】に出来ずKOされたって時よりも遥かに良かったと判断します。
7回はちょっと勝負急ぎ過ぎたかな?とは思いますが、この場面の3本のHITは仕方ナイと判断します。
この俊介のナイスピッチというか【アツいもの】を【アツく受け止めた】他の選手の姿にも、今季のスローガン『和』を感じました。
まず、投手から。
スコア3-0から谷繁選手の2点タイムリーでマリンのリードは1点、7回1アウト1塁の場面で俊介に代わり伊藤投入。マリンは【勝利の方程式】で逃げ切りを図ります。
そして落合ドラゴンズは『さすが落合監督』と思わせた、9番岩崎選手に送りのサイン。
ここのバントも1球で絶妙に決め、『監督の方向性(まずは同点)』のカタチをシッカリと作ってきます。
そしてバッターは1番荒木選手。ここはカンタンにストライク欲しがったら危ない場面。恐らく荒木選手は伊藤が一番制球でき、且つセオリー通りの『アウト・ロー スライダー』を読んでいたと推測しますが、バッテリーが選んだのはアウト・ロー狙いのストレート。
投げたコースは高くはありますが、荒木選手思わず手を出しセカンドゴロでピンチを凌ぎました。
伊藤もグラブをポンっと叩きガッツを魅せてくれました。
そして8回オモテは藪田登場。久しぶりに【藪田神】のピッチングが観れましたね。
最初の打者、野本選手には高めをシャープに振り抜かれ右中間をライナーで破る2塁打で先頭を出してしまいます。
『オイオイ・・・高いよぉ~』とイヤな予感がアタマをよぎり、続く森野選手も2ストまでは追い込みますが、まだ『危険なニオイがプンプン』でしたが・・・最後のストレートがアウト・ローにズバリ!!!の見送り三振。
ここで藪田に【神】が復帰後初で降臨しましたね。
続くブランコ選手も三振。和田選手もショートゴロに斬ってとり【気合の雄叫び】が出ました。
最後は小林宏之登場。8回ウラ2アウトからの追加点でラクになったのと、打線から投手へのモチベーションの【繋ぎ】が完璧な流れが出来たことから、力感あふれるピッチングで三者三振のパーフェクトリリーフでした。
野手陣で見逃せないのは、キャプテン剛の活躍ですね。
まず守備面でも難しいゴロを幾度と無く捌き、2回オモテは暴投もありましたが、レフト前に抜けそーな打球を抑え、1塁へ矢の様な送球。1塁はゆうゆうセーフでしたが、ストライク送球投げたトコは評価です。
そして谷繁選手のゲッツーの打球も難しいバウンドを前進しながら捕球しセカンドへ素早い送球でゲッツー成立ってのもありました。
他にも派手さは無いものの【ナイス守備】連発でしたね。
そして打撃でも先制のタイムリー2ベースから荻野のバント失敗をフォローするレフトフライでのタッチアップ成功。
本来はバント決められなければリズム(勢い)が消沈するのですが、『消沈させてなるものか?』の好走塁は落ちかけた流れを再点火させるナイスランでした。
そして最後の8回2アウト2塁から、好投手浅尾投手に2ストライクまで追い込まれながらも、強振せずに『ミート中心』で振り抜いたと想像するライト線タイムリー2ベース!!!
この打席の【アツさ】も画面から伝わってきて、打球がブランコ選手の頭上越えた時『グッと』来ましたね。
ここのタイムリーを呼び込んだのは、7回ウラの大松だったとワタシは判断しております。
大松のところでドラゴンズは左の小林正投手にスイッチしましたが、その小林正投手から見事な打球のライト前HIT。
ここで浅尾投手を投入し、代打サブローはショートゴロに討ち取られましたが『跨ぎ』を呼び込み相手の『繋ぎ』のリズムも切ったことも勝因と判断してます。
その他にも数字のワリには状態がイマイチ上がってきた様に見えない今江のHITも得点に繋がってましたし、彼も今季は守備面ですが、スローイングが安定してますね。
この試合ではあまり目立つことが無かった井口ですが、彼も非常に【アツかった】ですね。
テギュンの走塁妨害にも、審判にくってかかってましたし(あまり審判に節度越えた抗議は・・・ですが)、7回のバント処理で伊藤の動きが思わしくなかったことにも【激】飛ばしてよーにも見えましたし、【気合】は凄く感じました。
監督インタビューでもキャプテンのヒーインでも『3連敗はしたくなかった』と口を揃えて言ってましたが、こーゆーベンチも選手も『同じ方向』を向いている姿には、ホント【グッと】来ました。
個人的には今季サイコーの【アツい】試合だったと思います。
でも、まだまだこれから、もっと×2アツい試合や姿を見せてほしいし、一番【アツい】『グッとくる』試合を今季最後の試合で魅せてほしーと思いました。
現実的に『優勝・日本一を!!!』とクチ(文章)にしてイイよねと思わせてくれる試合でございました。
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野球好き!さん
ワタシ的には今季1番『感情移入』出来た試合でしたね。
8回の攻防は見所ありました(と言うかハラハラドキドキでしたね)
本文にも書きましたが、藪田、ワタシは森野選手を見逃し三振に獲った『アノ1球』で【神】が降臨したと思います。
そのアトはシビれるピッチングで、TVの前で真剣に配球考えたり、三振獲ったら『よっしゃ』ってガッツポーズしたりしてました(笑)
8回ウラ2アウトまではサクサクっと進んでしまい、あのまま終ってたらヤバかったでしょうね(冷汗)
ここで今江の一撃は救いでした。そして西岡の一打!!!
確かに打てそーなボールはありませんでしたが、ちょっと甘くなったボールを旨く捉えてくれましたね。
落合ドラゴンズはホントまとまったチームですね。
マリーンズ以外の試合はスポーツニュースでしか観ませんが、投手交代時の中継のテロップが出る今季成績を見ると、それぞれに試合数もこなしてますし、立派な成績でした。
それと作戦ですね。7回1アウト1塁の場面で『送り』のサインを出すトコなんかは【落合さんらしい】采配。
でも、『奇襲』ではなく『常等手段』なんですよね。
なんか真綿でジワジワ締め上げてくるみたいな感じに怖さを感じました。
この勝ちは今やろうとしてやっていることが正しいことを、またまた【確信づける試合】だったと思いますね。
今日も【和】で勝利してほしーと願ってます。
ヤマギリ さん
ドラゴンズファンの方からのカキコ光栄です。
やはり小林正投手は左キラーだったんですね。あのサイドハンドは左の強打者には脅威でしょうね。
ドラゴンズ知らないワタシですが、代打サブローで浅尾投手はちょっと驚きだったのと同時に、落合采配の徹底というか、『打てるテは確実に打つ』って姿勢を再確認した気がしました。
繋ぎの面に関しては・・・コノ試合は良かったですが、GW終盤からこの試合までは【HR攻勢】で勝った試合が大半で、ワタシ的には『良くない傾向やなぁ』っと思ってたダケにタイムリー4本で4点獲って勝ったってのも嬉しい一戦でした。
まだまだマリンは始まったばかり。落合ドラゴンズの様な【積み重ね】【年輪】がありません。
しかし、今はそれを積上げて行ってる道中なんで、まだまだ油断大敵です。
今日も味のある好ゲームを期待したいですね。