大阪からマリーンズを応援し、地元でセレッソを応援するおっさんのブログ

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《サッカー雑談》「〇〇が上手いからいい」 = 悪しき風習の功罪

news.yahoo.co.jp

この記事です。

 

経緯は、沖縄キャンプ中に杉本健勇と外食したこと発覚。

 

健勇はチーム合流認められたが、

柏木選手は昨年秋にも余罪?あった様で

実質の浦和レッズ解雇。

クラブの恩赦で移籍先決まるまでは施設利用可とか。

 

最初にこの記事見た時に真っ先に目が行ったのは

『健勇、、、お前ってヤツわ。。。』

どこいっても、こーゆー話題にコト欠かない

杉本健勇クン。相変わらずですね。。。

 

この案件につき、柏木選手がどうこうというよりも

現代ニッポン社会?というとオーバーかな?

この事案が何度も報じられている記事を拝読し

違和感覚えたことと、

10数年前から最近までワタシ個人が

「サッカー育成世代」に覚えていた違和感が

ピタッとハマった件を書きたいと思います。

 

 

1点目は、

【ニッポンと世界の価値観の相違】

柏木選手が戦力外判断された経緯、

常に今季より浦和レッズの指揮を執る

スペイン出身のリカルド・ロドリゲス監督が

「幾度となく繰り返される規律違反」

を良かれとしなかった。

厳重注意・謹慎ではなく【戦力外】としたこと。

クラブの『規律違反』についてですが、

外国人監督の方が嫌う傾向が強いかと。

逆に日本人監督・各Jクラブフロントの方が

「まぁまぁ・なぁなぁ」で済ます(そうとする)

傾向が強いのかな?と。

 

一般生活の社会的モラルという部分では

民主主義国家でもニッポンはトップクラスかと。

ある部分ではかつての日本帝国時代の

戦中教育の名残の部分もあろうかと。

昨今はパワハラモラハラが騒がれるので

体罰・叱責etcなんかは許されない時代ですが、

時として学校部活の名物顧問が昔ながらの

王様指導で新聞沙汰になったりしますが、

基本的な生活レベルでは

「誰かに指示されなくてもフツーに出来る」

国がニッポンかと考えます。

 

逆にそういった部分、海外の方が弱いかと。

外国人は基本、我先にって姿勢。

 

どちらかというと「ジブンさえ良ければ」

みたいな自己主張が強いです。

 

しかし、サッカー界は全く逆なのかな?

外国人監督の方がチームの規律なんかには

凄く厳格に対応するフシがあります。

有力選手でも自身の方針に反旗示せば

スタメン落ちならカワイイもんで

ワンランク落ちるレベルの選手なら

容赦なくベンチからも外します。

また今回の柏木選手の様に

「戦力としてみなさない」

強硬な姿勢を示します。

 

一方の日本人の資質というと、、、

もちろん事案にもよりけりですが、

今回の柏木選手の一件、例えばですが

浦和レッズで昨年まで指揮を執っていた

大槻氏だったら?ここまで厳格な処分を

クラブに求めていたか?

大槻氏でなかったとしても、

日本人監督でここまでの処分を求めたか?

恐らく謹慎程度で済ませたんじゃないのかな?

 

 

ワタシの推察でありますが、

こういった事案の切り口が

海外と日本では違うんでしょうね?

今回はサッカーなので、サッカー論として

考察しますが、、、

 

世界基準ではサッカーを「1年間」で思案し

監督は自身の方針を理解する・一致する選手を

好むというか、自身の方針をカタチにする

具現化する選手を集めて

【シーズン】を戦おうとする。

その中で柏木選手の様に他の選手・スタッフに

影響力のあるキャラクターが規律を遵守しない

 

周りに与える影響 = 自身の方針具現化の弊害

 

そんなリスクは早いウチに排除しておく

ないし干してしまうってことやりますね。

 

アタマから抑えつけるんやなく、事実で

「どっちが上やねん」を知らしめる方法。

 

 

一方の【日本文化】

一昔前はスパルタで精神的に追い込んで

序列を示すって方法が主流でしたが、

もう一方の主流として

『抜きん出て能力のある人材の厚遇』

日本スポーツ界の主流的思想

【トーナメント思考】【1戦必勝主義】

負けないことで指導者・指揮官として

戦果を挙げるでないですが、

目先の勝敗に物凄く拘る『国民性』が

どのチームにも存在する主力選手を

良い表現では「優遇する」

悪いコトバを使うと『甘やかす』

 

これが2点目となる

 

今回のタイトルにした

「〇〇が上手いからいい」

日本社会の悪しき風習

の中で育ってきたことに未だ気付かずに

それがまた『自分らしさ』と勘違いして

今日に至っているのが

柏木陽介という人なんじゃないかな?と。

 

柏木陽介ももう30過ぎて、

いつまでもそんなんじゃね。。。

とも思う反面、

目先の勝利や自身の評価に執着し

「まぁまぁ・なぁなぁ」で過ごさせた

過程はユース時代にあったんじゃないのかな?

 

という思考に辿り着いたのは、

今回の浦和レッズさんの規律違反を犯した

柏木陽介杉本健勇

【ユース出身者】であること。

柏木は神戸出身ながらも広島のユースから昇格。

健勇は地元大阪のセレッソユースから昇格。

してJリーガーのキャリアをスタートさせた

共通点があります。

 

 

ワタシの10数年前の記憶。

はてな引っ越し前のスポナビブログ時代に

何度か取り上げたコトですが、

当時、津守グランドで練習してた

セレッソユース選手のグランドへ通うための

最寄り駅である天下茶屋駅

ホーム・改札界隈で遭遇する

セレッソ大阪ユース選手の行儀、

むちゃくちゃ悪かった。

みるからに「サッカーだけしてたらエエ」感

タップリに行儀が悪かった。

ちょうど、ワタシも仕事帰りの疲れた状態で

出くわすので、ホンマにイライラした。

 

また推察のハナシになりますが、

その頃ってセレッソで観ると

蛍やマル、タカに健勇あたりがトップ昇格し

クルピが積極起用してサッカー界で

「育成のセレッソ」と謳われた時期。

その時期の高校生世代のユース選手があの行儀じゃ

それ以前の世代なんて

【正味サッカーしかしてない】世代かと。

恐らく、ロクな社会教育を受けず・接することなく

寮生活し、サッカーだけしてたら良く

上手けりゃ多少ナニしても黙認される様な生活を

『当たり前』と過ごしたツケ。

それは選手個人にしか廻ってこないこと。

 

本人は自覚ないと思いますが。。。

 

 

今現在のJクラブユースや高校サッカー強豪校

その下の有名クラブ

の生活指導ってどんななんかな?

 

少なからずですが、南大阪で活動する

迷彩柄のユニフォームの

クラブエンブレムにバラを

あしらっているサッカークラブの子

ホントに行儀が悪いです。

サッカーはメチャクチャ上手いですが

ガラに行儀が飛び抜けて悪いのは

昔から今もホント変わらない。

ジュニアサッカー誌もそんなトコまで

調べてから記事にしないと。

「サッカーさえ上手ければ」

これはマスメディアにも責任ありますね。

 

この正月の高校サッカー勝戦で物議醸した

青森山田高校監督の行動。

SNSにメディアのキリトリが過ぎるのか?

部員300人を抱える、学校法人の収入源である

「〇〇が上手いから」で全国から生徒を集め

その中でもトップクラスの広告塔であり

且つ集金能力の高いサッカー部監督に

モノいえない雰囲気がいつの間にか

横柄なニンゲンを形成してしまっているのか?

 

「〇〇が上手いからいい」

 

で過ごせるのは、人生でも一瞬。

 

今回の柏木陽介しかり、

ケイスケ・ホンダしかり。

いくらトレーニングでコンディションを作っても

自然の摂理からくる身体の衰えは正直で

衰えと同時にその選手よりうまい選手が

いくらでも出現すると、、、

「サッカーが上手いから」許されてたことが

どんどん許されなくなってくる。

 

「〇〇が上手いから」

 

ナニをやってもいいワケじゃないことは

子供の頃から意識させる環境が必要。

 

この事案は

柏木選手本人の

社会的モラルの低さが生んだ

【自業自得】な部分と、

 

若年層スポーツ指導現場の

【悪しき風習】

が呼び起こした『功罪』

 

ダレもこんなこと考えんでしょうけど、、、

根っこにあるモンは深いなぁ~と感じています。