スコア
マリーンズ 8 - 10 ジャイアンツ
試合中盤で『勝負アリ』の試合でしたが、9回オモテのマリンの反撃で終ってみれば、Gクルーン投手にセーブがついてしまう僅差のゲーム。
改めて東京ドームの試合は怖いなぁ~と思いました。
昨日も一度エントリーを作成しかけましたが、ナニをどう書いたら良いのかがまとまらず、やっとそれなりに整理をつけることが出来たのでエントリーしました。
ワタシの感じたことですが、試合中は『この球場は飛び難いボール選定するなり、なんかの策を講じんと試合ならん』と思いながら観戦してました。
どこの球場でもフェンスオーバーのHRも確かにあったとは思いますが、マリンが放ったHRはワタシには全て【ドームラン】と言われる類の打球だったと判断してます。
この連戦って2塁打が6本に対し、HRが12本と異常なペースで本塁打が量産されました。
でも、ピッチングの在り方を考えた場合、この球場でそれなりの投球が出来れば、他の球場ならもっとラクに投げることが出来ると想像します。
特に感じたのはジャイアンツ先発の西村投手。彼も2被弾してはいますが、フォークやシュートという『ゴロを打たせる』『打者を詰まらせる』ピッチングをしていたと思います。
2被弾は抜け球を打たれはしましたが、マリン大嶺と比較すると、そないに高めに抜ける球を投げることは少なかったと判断します。
マリン大嶺はコノ球場ってこともあるにはありましたが、最悪のピッチングでした。
全てのボールが高めに抜けてしまい、辛うじて制球出来ていたのはチェンジアップのみ。これも3球に1球くらいだったと思います。
最近の大嶺は【チェンジアップ投手】になってしまった気がします。
なんで、もっとあの力感あるストレートを磨かないのか?
なんかかわすことに終始し、観ててもおもしろくもなんとも無かったです。
緩急つける為にカーブも投げてはいましたが、大嶺の様なピッチャーは【ストレートあっての変化球】だと思います。
こんな球場では右打者の内角をえぐるまでいかなくても、ちょっとだけでも変化する『意図的に』放れるシュートがあれば、もっと【球場にあった】ピッチングが出来ると思います。
変化球は今日・明日でマスター出来る程カンタンでないのは承知です。
だから『いきなり習得せよ』とは思いませんが、大嶺なら【イン・ハイのストレート】が自分の意思で放れる様になれば、シュートの代替にはなると思います。
大嶺については、再度【考え方】【方向性】を考慮する必要があると判断します。
唐川の骨折判明で2軍調整は難しい状況になってしまいましたが、今後を考えるなら、晋吾昇格の際は一度降格させて、そんなトコを取り組むことを提案したいと思います。
ジャイアンツが重量打線を常に形成するのは、『東京ドームがホームだから』って明確な理由があると思います。
ただ打線にばかり目が行きますが、投手陣にも『なるほどな』を感じました。
西村投手以降に登板した投手ですが、久保投手は多彩な変化球を駆使しながら【低め】をかなり意識して投球していたと思います。
福田投手は、この連戦で恐らくマリンベンチは『高めは積極的にスイング』のサイン出てたと推測してますが、ワタシにはそれを逆手にとって高めを意識したストレートを投げていたと判断します。
低めを狙って抜けた球は怖いですが、狙って投げる分には、あのスピードがあれば効果はあると判断します。
逆にマリン投手陣と同じピッチングをしたのは金刀投手。
抜け球が高めにポンポンいくと1発攻勢でアッというまの2点差で降板。
恐らく2軍行きな感じがしますが、ジャイアンツ投手陣は『相手』『自分』だけでなく、非常にシビアな【ドームとの戦い】もしているなぁ~と感じましたね。
こんな感じで見てみると、マリン投手はもっと走り込みの量を増やして、制球力を磨かんとあきません。
どのピッチャーもこのピッチャーもコントロールが宜しくないです。
今の投手コーチが悪いとは思いません。前政権の【負の遺産】である『練習量調整』が大きく影響してると判断しております。
この連戦で登板した成瀬・大嶺そして2戦連続で投げた松本・古谷は身をもって苦い経験をしたと思います。
今からでも遅くはない。すぐに変化するとも考えていませんが、『考え方』は変わると推測しています。
なので、次回からのピッチング非常に注目したいです。
最後になりましたが、同じ球場で試合をするのだから、相手にとってホームであるが故に【アドバンテージ】はあってしかり。
ここでも、ジャイアンツに勝てるよーな試合が出来るよーになってこそ【ホンモノ】だと判断してます。
連敗は残念ですが、『今後の課題』が明確になったゲームと判断し、今後のマリンの頑張りに期待したいです。
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野球好き! さん
HRについてはほぼ同意ですが、こと東京ドームについてはちょっと違うコトもありけりです。
マリーンズが被弾したジャイアンツ選手のHRは、どこでもスタンドインの打球だったと判断してます。
一方のマリンのHRは【ドームアシスト】があったと判断します。
テギュンの一発目は強いライナー性の打球でありましたが、レフト頭上を越えた辺でへんな伸び方しましたし、今江・ツヨシの打球も落ちてこずスタンドインって感じでした。
ちょっと上がったライナー性の打球が伸びたり、また左右中間に膨らみがないカンケーであっさりとフェンス越えるのは違和感感じてしまいます。
ただ、貴方様の書かれる通り、バッテリーの【球場に合わせた攻め方】や【それが出来るピッチングの質】ってのもあるとワタシも考えます。
そんな意味ではマリンの各投手は『準備不足』だったと考えているので、この2試合の大炎上は悔しいですが必然と考えております。
交流戦初年・2年目は負ける気がしなかったジャイアンツですが、3年目以降は勝てるよーな気がしないです。
それはひとえに【野球の質】だと判断してます。
ジャイアンツは度重なる補強で【金満】などと揶揄されていますが、ワタシ的な感覚では少なくてもここ5年程は違うと判断してます。
確かに他球団の主力を獲得してはいますが、2000年前後の様な節操のない補強はしてないと思います。
そして育成枠についても、昨年までのマリンの様に【とりあえず抱えとく】ではなく、山口投手や松本選手、今季は星野投手ですか?
1軍で起用出来る選手を育成枠から輩出するスカウト・選手育成という『組織力』は素晴しいと判断してます。
ジャイアンツの選手・ベンチやワタシの地元【大阪の文化】であるタイガースの選手・ベンチはホントタイヘンだと思いますね。
勝てば神様のように騒ぎ立てられ、ちょっと落ちたら叩かれるし、連敗しようモンならすぐに【監督解任!!!】なんてゴシックが並びます。
余談ですが、大阪の朝のラジオとか土曜午前のTVなんて・・・
そらぁヒドいモンですよ。『タイガース!!!』ゆーとったらエエとおもてる輩がいっぱい居って、『オマエ野球の「や」の字も知らんなら黙っとけ(怒)』ってなアナウンサー・芸人(タレント)のオンパレードですわ・・・。
交流戦初年・2年目の勝利は【Gブランドに楽勝】って感じで『ブランドに勝った』ことを喜んでいたフシがワタシの中にもありました。
一昨年でしたっけ?まったく歯が立たなかったのって?
あんな采配やまとまりのなさでは勝てるワケがありません。
でも、今季は変わりました。でもシーズン始まって3ヶ月足らず。
次のホームのジャイアンツ戦で【野球の質】で勝てれば、今季の変化が確信に変わると判断してます。
ワタシ的には『次はホームやから勝てるやろぉ』ってな楽観した部分は微塵もありません。そんな理由で勝てるなら誰も苦労しないですし、『勝ち』に対してアツくはなれないですよね。
でも次はホームであるのでファンを含めた【ホームの利】があるのも事実だと判断してます。
その【利】を活かしながら【質】で勝ってほしいと強く願っております。